2015年8月26日のブックマーク (4件)

  • 「学者」と「評論家」と「○○漫談の人」はきちんと分けてほしい

    数年前から「社会学者」という古市某という人が、若手の論客として幅を利かせているのを、よく見かけるようになった。 「学者」というからには、どんな研究をして、いかなる学術論文を発表されているのかと思ってCiNii Articlesで検索をかけてみたが、 ざっと見る限り、いわゆる総合雑誌とかの記事が多くて、しかるべき査読を経たような学術論文はほとんど発表されてないようだ。 こういう人を学者と呼ぶのはミスリーディングだ。 参考までにwikipediaを検索してみると、この人は「大学院生」だとなっていた。 なるほど。 学者というのは、やはり、研究成果を世に問い続けてこその存在であって 既存の知見を上手く組あわせて、ただかみ砕いて説明したり、 ちょっとした思い付きで、複雑な問題を分かったったような気にさせたり、 ちょっと斜めからなんか気の利いたようなことを言って場を盛り上げる人たちとは違うと思う。 古

    「学者」と「評論家」と「○○漫談の人」はきちんと分けてほしい
  • ブラック企業が若者をメンタル疾患に追い込み「民事的に殺す」、パワハラ専門部が存在する日本企業

    2015/8/25 貧困と格差 ブラック企業が若者をメンタル疾患に追い込み「民事的に殺す」、パワハラ専門部が存在する日企業 はコメントを受け付けていません (※2010年5月に書いた記事で、「非正規労働者の惨状が「ブラック企業化」と正社員の「働きすぎへのムチ」として利用される、「相互補強の地続きの関係」にある正社員の過労死労働と非正規のワーキングプア」の続編になります) パネルディスカッション「ブラック会社で働く若者たち――周辺的正社員の明日」から、NPO法人POSSE代表・今野晴貴さんの報告要旨です。(※文責=井上伸) NPO法人POSSE は、若者からの労働相談を年間200件ほど受けています。私自身の活動のきっかけは、若者に投げかけられている「自己責任論」への疑問がありました。現代の若者の意識の方に問題があってニートやフリーターになっているのだから、「ニート・フリーター問題は若者の自

    ブラック企業が若者をメンタル疾患に追い込み「民事的に殺す」、パワハラ専門部が存在する日本企業
  • この国の教育は「理不尽」に満ちている:日経ビジネスオンライン

    想像してみてください。 もしも、日の財政政策を決める会議で、 「私の経験によると…もう少し公共事業を増やせば、景気がよくなるはずだ!」 と、門外漢の文部科学省の大臣が発言したら、あなたはどう思いますか? 「おいおい、何の根拠があってそんなことを言うんだ」 「そもそも、あんたの専門じゃないだろう。適当なことを言うんじゃないよ」 多くの人は、そんな感想を持つのではないでしょうか。 しかし、驚くべきことに、日教育の世界では、それにかなり近いことが起こってしまっているのです。 経済財政諮問会議での議事録では、ひとたび教育再生の話題になったとたん、財務大臣や経済再生担当大臣など、およそ教育の専門家ではない人までも次々に 「私の経験によると…」 と持論を展開しはじめています。 編集者である私は決して教育の専門家ではありませんが、この話をはじめて聞いたとき、その理不尽さに、なんともやるせない気持ち

    この国の教育は「理不尽」に満ちている:日経ビジネスオンライン
  • 「戦争体験を聞く」という宿題を出しても戦争はなくならない - リアリズムと防衛を学ぶ

    戦争体験を聞く」ということについてのまとめが話題になっています。 「戦争体験を聞いてきなさい」と課題をだす教員は、戦争の悲惨さを生徒が学んできてくれればよい、と考えるのではないでしょうか。でも、戦争といっても太平洋戦争だけではないし、いろいろな戦争があります。また、特定の戦争の中でも、どのような立場でそれに参加したかによって、体験するものはまるで異なります。 戦争はいろいろな顔をもち、矛盾に満ちたものです。 ジョン・キーガンらの「戦いの世界史」は、このような序文から始まっています。 奇妙な存在、戦争。その流血と残虐、苦痛悲嘆と涙ゆえに、まっとうな人間なら、最大級、絶対的な嫌悪を覚えるはずだ。そうに決まっている。おおむね、そうだ。しかし、しかしである・・・。 今回は「戦いの世界史」の中で「戦争体験」の章から、人が戦場で出会う、戦争のさまざまな横顔を垣間見てみましょう。書は戦争が「どのよう

    「戦争体験を聞く」という宿題を出しても戦争はなくならない - リアリズムと防衛を学ぶ