フランス・パリで行われたCETAとTAFTA(EUと米の自由貿易協定)に反対する抗議デモ(2016年10月15日撮影)。(c)AFP/FRANCOIS GUILLOT 【10月16日 AFP】欧州連合(EU)とカナダが締結を目指す包括的経済貿易協定(CETA)をめぐり、フランス、スペイン、ポーランドで15日、協定の調印に反対する大規模な抗議デモが行われた。 今月27日に開催されるEU・カナダサミットでCETAの調印にこぎつけるには、18日のEU貿易相会合でEU加盟28か国すべての支持を得る必要がある。 しかしCETAの調印はベルギー南部ワロン(Wallonia)地域の議会が14日、CETAの批准に反対する動議を可決したことで問題にぶつかった。 使用言語ごとにいくつかの地域に分かれているベルギーの複雑な政治制度の下で連邦政府が正式に承認するには、まず地域議会など7つの議会が、協定に署名する権