埼玉県と環境省は17日、強毒を持つ外来種ヒアリの女王アリ1匹の死骸が、同県狭山市の事業所倉庫内で見つかった、と発表した。環境省によると、国内で女王アリが確認されたのは大阪などに続き4例目で、東日本では初。 県によると死骸は8~9ミリ。10日に荷ほどきされた機械部品の梱包(こんぽう)材から見つかった。周辺で他のアリの生体や死骸は確認されなかったという。積み荷が入ったコンテナを載せた船は中国広東省の広州市を出港し、香港経由で7月11日に東京・青海埠頭(ふとう)に到着。同18~19日に狭山市の事業所に陸送されたという。