リビアの首都トリポリ南郊で、ハリファ・ハフタル氏の勢力との交戦中に走る国民合意政府(GNA)派の戦闘員(2019年4月25日撮影)。(c) FADEL SENNA / AFP 【5月4日 AFP】世界保健機関(WHO)は3日、リビアの元国軍将校の実力者ハリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)氏が首都トリポリへの攻勢を開始して以降、少なくとも392人が死亡、1936人が負傷したと明らかにした。 また国連人道問題調整事務所(OCHA)は、「トリポリにおける武力衝突の激化」による直接の影響で5万人余りが家を追われたと発表。3日のツイッター(Twitter)投稿で、避難を余儀なくされた人々の数が「憂慮される」レベルに上っているとし、懸念を示した。 「リビア国民軍(LNA)」を名乗るハフタル氏の軍事組織は先月4日、国際的に承認されているトリポリの国民合意政府(GNA)に対する攻勢を開始。以