(CNN) 米首都ワシントンにある歴史的黒人大学(HBCU)のハワード大学で、寮に住む学生たちが老朽化した建物のかびや害虫などの問題を訴え、抗議のテント生活を続けている。 2年のジャスミン・ジューフさんは寮の自室で数週間前にかびが繁殖しているのを見つけて以来、せきや頭痛などアレルギー反応の症状に悩まされるようになったという。 9月にかびの問題を報告したが対応してもらえなかったことから、抗議のために10月から同じような境遇にある学生数人とともに、大学のキャンパス内にテントを張って野営を始めた。 一部の学生は、ゴキブリやネズミの繁殖、浸水、寮内でWi―Fiが使えないといった問題も訴えているが、大学側が対応を怠っているとジューフさんは憤る。 ハワード大学は100年の歴史を持つ歴史的黒人大学の名門校。学生や公民権運動指導者によると、歴史的黒人大学は白人中心の教育機関に比べて予算が少ないことが多く、
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