カザフスタン・アルマトイで焼けた車と政府庁舎(2022年1月7日撮影)。(c)Alexandr BOGDANOV / AFP 【1月7日 AFP】カザフスタンで、燃料高騰への抗議デモに端を発した前例のない騒乱が続いている問題で、カシムジョマルト・トカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)大統領は7日、デモ隊との対話を拒否し、「武装した無法者」の粉砕を誓うとともに、治安当局には無警告での射殺を許可すると表明した。 同国では、最大都市アルマトイ(Almaty)をはじめ各地で騒乱が発生。トカエフ大統領は同日、先に、秩序は全土でおおむね回復したと述べていた。 大統領は、今週3度目となった国民向けのテレビ演説で「テロリストは器物損壊や、市民に対する武器の使用を続けている。私は法執行機関に対し、無警告での射殺命令を出した」と述べた。国外からの対話を求める声については、「ナンセンス」と一蹴。