Microsoft®Silverlight™ は、リッチインターネットアプリケーション(以下、RIA)の開発フレームワークの一つです。近年、RIAへの期待とニーズは高まってきていますが、その一方で開発現場ではアクセシビリティの確保に工数がかかってしまうといった課題もあります。そこで、アクセシブルなRIAを効率よく開発できるようにするための研究を行っています。 RIA開発における問題点と日立の取り組み 開発現場にかかる負担 ユーザーの特性に配慮して仕様を検討しないと、ある人にとっては使いやすくても、例えば高齢者や障がい者などにとっては、使いにくくなったり、使えなくなったりする心配があります。そのため、開発の初期の段階からアクセシビリティ対応をしていくことが重要です。RIAをアクセシブルにする際の大きな課題としては、次の二つが挙げられます。 スクリーンリーダーによる音声読み上げ キーボードのみ