専門的な技術や知識を持つ人材を育てるため、中教審=中央教育審議会は、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関「専門職業大学」を創設するよう30日、馳文部科学大臣に答申しました。 それによりますと、新たな教育機関は2年制から4年制とし、高校を卒業した人や学び直しを目的とした社会人を対象にするとしています。また教員は、企業の社員など現場での実務経験がある人として、学問と技術の両方を学ぶほか、卒業に必要な単位のうち3割から4割以上は、企業でのインターンシップなど実習や演習を義務づけるということです。そしてこの教育機関を卒業すると、大学や短大と同じように学位が取得できるようにするとしています。 文部科学省は30日の答申を受けて3年後の平成31年をめどに新たな教育機関の創設を目指すことにしていて、今の専門学校や短期大学などが移行すると見込まれています。文部科学省は今後、必要な法改正などに向けて、準備