欧米には遅れているものの、日本企業のクラウドシフトは進み始めている――。IT大手は日本市場の動向をこう読む。「Amazon Web Services(AWS)」や「Microsoft Azure」「Google Cloud」のようなメガクラウドベンダーだけではない。日本IBMやSAPジャパンのようにオンプレミスのソフトウエア販売からクラウドへとビジネスの主力を変えつつある企業も同様だ。 クラウド移行の一般的なプロセスである「リフト・アンド・シフト」のうち、オンプレミスで設置したサーバーをクラウドに移行する「リフト」は多くの企業で実施済み。クラウドならではの特性を生かしてシステムを再構築する「シフト」に向かう企業が増えている。クラウドベンダーに共通する見解だ ところがクラウドサービスのユーザー企業への導入を支援するパートナー企業、つまりITベンダーの見方は異なる。 「実際にはリフトに取り組む
![ITベンダー不要論は本当か、AWSやSAPを日本市場で売るために必要な資質](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f595cf3260abb8dafd598033437384dac3ddf699/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fcolumn%2F18%2F02503%2F061900001%2Ftopm.jpg%3F20220512)