日本維新の会の橋下徹代表代行は2日、金沢市の街頭演説で、日本未来の党の原発政策に関し「10年後にゼロとか、バナナのたたき売り、バーゲンセールじゃない。今の段階でいつ原発ゼロにするか言えるわけがない」と代表の嘉田由紀子滋賀県知事を厳しく批判した。 同時に、鳩山由紀夫元首相が沖縄県の米軍普天間飛行場の県外移設を主張し、断念した経緯を引き合いに「言うのは格好いいが、原発ゼロにするのかという議論はまさにこれと一緒だ」と指摘した。 一方、民主党の菅直人前首相は山口県周南市の街頭演説で「日本維新の会は原発ゼロと言っていたが、石原慎太郎氏が代表になると『維持する』となった。政党として成り立つのか」と批判。日本未来については「原発ゼロを訴える人が立ち上がるのはいいことだ」と擁護した。