【▲ 棒渦巻銀河「NGC 1398」(Credit: Dark Energy Survey/DOE/FNAL/DECam/CTIO/NOIRLab/NSF/AURA)】こちらは南天の「ろ座」(炉座)の方向およそ6500万光年先にある棒渦巻銀河「NGC 1398」です。棒渦巻銀河とは、中心部分に棒状の構造が存在する渦巻銀河のこと。渦巻銀河全体のうち約3分の2には棒状構造があるとされていて、私たちが住む天の川銀河も棒渦巻銀河に分類されています。画像にはNGC 1398の中心から横方向に伸びる明るい棒状構造と、「渦」というよりは「リング」を描いているように見える繊細な渦巻腕が見事に捉えられています。 NGC 1398の近くに別の銀河は見当たらず、まるで広大な宇宙を孤独にさまよっているように思えますが、その周りにはNGC 1398よりも遠くに存在するたくさんの銀河が見えています。なかには渦巻銀河で