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ブックマーク / blog.livedoor.jp/tristanetsamuel (1)

  • カント『美と崇高との感情性に関する観察』(上野直昭訳)を読む : ページからページへ

    カント『美と崇高との感情性に関する観察』(上野直昭訳)を読む カテゴリ: 文学 美的カテゴリーの一つとして認知度の高い「崇高」sublimeを主題にした著作である。 『判断力批判』が1790年の出版でこちらは1764年らしいので随分と早い。 しかし『判断力批判』と違って哲学的考察らしいものはほとんど見当たらなかった。 むしろ18世紀ドイツにおけるある種の心理的特徴を表わす歴史的資料として価値のある類いのものだと思う。 カントは具体例を列挙して「崇高な感情」と「美的な感情」の対比を行っている。 この具体例というのが非常に時代を感じさせるもので(だからこそ資料的価値が高いのだが)、四体液説にちなんだ気質の四分類(第2章)、女性を中心に展開されるジェンダー論(第3章)、ヨーロッパをはじめとした国民性や民族性(第4章)の違いに応じてどれが「崇高」でどれが「美」的な性質をもつかという話が続く。 もち

    Itisango
    Itisango 2009/03/27
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