大うつ病性障害の薬物療法については、急性期の有効性に関するデータは比較的まとまってきていますが、ではいつまで維持薬物療法を継続しなければいけない のかとか、実際にどのようなスケジュールで減量していけばよいのか、に関する研究はあまり多くないように思います。このエントリーでご紹介する研究は、 SSRIで維持療法がおこなわれている大うつ病性障害寛解期のクライエントを、維持療法中止群と維持療法継続群に分けて、その経過を比較した論文です。Discontinuation of maintenance selective serotonin reuptake inhibitor monotherapy after 5 years of stable response: A naturalistic study. J Clin Psychiatry. 2008 Nov 4. pii: ej08m04158