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ブックマーク / eetimes.itmedia.co.jp (15)

  • 理研ら、機械学習法で「量子スピン液体」を解明

    理化学研究所(理研)らの共同研究チームは、機械学習を用いて「量子スピン液体」を解明した。スーパーコンピュータ「富岳」などを活用して大規模計算を行い実現した。 大規模計算にスパコン「富岳」や「京」などを活用 理化学研究所(理研)創発物性科学研究センター計算物質科学研究チームの野村悠祐研究員と、豊田理化学研究所/早稲田大学理工学術院総合研究所の今田正俊フェロー/上級研究員・研究院教授による共同研究チームは2021年8月、機械学習を用いて「量子スピン液体」を解明したと発表した。スーパーコンピュータ「富岳」などを活用した大規模計算により実現した。 絶対零度でもスピンの向きがゆらぐ「電子スピン液体」の状態では、スピンが分裂したような「スピノン」と呼ばれる励起が生じるといわれている。一般的な磁性体のスピン励起とは異なる量子もつれの特性を持つため、量子コンピュータにおける量子計算に有用だと考えられている

    理研ら、機械学習法で「量子スピン液体」を解明
  • 3量子ビットを用いた量子テレポーテーションに成功

    理化学研究所(理研)らによる国際共同研究グループは、3つの電子スピン量子ビットを用いて、「量子テレポーテーション」と呼ばれるアルゴリズムを実行し、入力ビットの状態を出力ビットへ転写することに成功した。大規模な半導体量子コンピュータの開発に弾みをつける。 量子もつれ検出でエラーの主要因も解明 理化学研究所(理研)とシドニー大学、ルール大学ボーフム校による国際共同研究グループは2021年5月、3つの電子スピン量子ビットを用いて、「量子テレポーテーション」と呼ばれるアルゴリズムを実行し、入力ビットの状態を出力ビットへ転写することに成功したと発表した。大規模な半導体量子コンピュータの開発に弾みをつける。 共同研究グループは今回、GaAsとAlGaAsを用いた半導体基板上に金属電極を設け、3重量子ドット配列構造の電子スピン量子ビットデバイスを作製した。ゲート電極に電圧を印加することで量子ドットを形成

    3量子ビットを用いた量子テレポーテーションに成功
  • ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”

    ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の音”:世界を「数字」で回してみよう(62) 番外編(10/10 ページ) 当は「他人事でいたい」 後輩:「あれ? これは、江端さんの記載したコラムじゃないんですか?」 江端:「シバタ先生が、私のブログの記事『―― なぜ、このような非対称的な論が成立するのか』に対して、送って頂いたメールの内容を、シバタ先生の許諾を頂いて、公開したものだ」 後輩:「なんで、わざわざ、人のメールを開示するんですか?」 江端:「これほどまでに生々しい現場の声であって、「質」と「量」と「タイムリー」がそろった見事なコンテンツを、世間に公開しないなんてありえるか? 担当編集のMさんも、即日”執筆GO”のサイン出したくらいだ」 後輩:「私も、もちろん、素晴らしいコンテンツであることは認めますが ―― 正直に言うと『読まなければよかった』と思っています」 江端:「な

    ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”
    Itisango
    Itisango 2020/04/04
    “政治家の皆さんには、国家のために死んでいただきましょう ―― いつも彼ら、選挙カーの上で、そういうこと言っているじゃないですか。『命を賭して』とか、『政治生命を賭けて』とか”
  • ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”

    ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の音”:世界を「数字」で回してみよう(62) 番外編(9/10 ページ) その検査キット、要りません ちなみに、検査キットの開発が進んでいるとの報道にも、現場に近い医師ほどうんざりしています。 前述の通り、開発に十分な時間のあったインフルエンザのキットでさえ、偽陰性が一定の割合で存在することが常識なのですから、当然ながら急造のキットに完全な精度は期待できません。にもかかわらず、大量に世にキットが出回りそうになっています。 社会貢献していると信じて提供しているのかもしれませんが、社会的な負の効果は、RT-PCRの比ではないと思われます。パンデミック騒動が終わって、落ち着いてから、精度をきちんとコントロールして、それから出荷して欲しいです。 現時点において、正直なところ、私たち医師は、その検査キット、要りません。大迷惑です。 繰り返しになりま

    ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”
    Itisango
    Itisango 2020/04/04
    “ブラックな環境(江端さんのストレス性?不眠をコラムで拝見するとブラックな環境での労働をイメージしてしまいます)にさらされている人は、有症状時に会社を休む勇気を持ってください。”
  • ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”

    ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の音”:世界を「数字」で回してみよう(62) 番外編(6/10 ページ) 日の国民性が感染爆発をかろうじて抑えている? 書いているうちに、だんだん感情がマイナス方向に振れてきてしまいましたので、ここからは、日政府の医療政策に対しての私の愚痴にお付き合いください。今までのお付き合いの長さから江端さんなら聞いてくださると信じています。 おおもとの問題(?)として、日政府は「病床稼働率を上げろ」「在院日数を減らせ」と叫びながら、在院日数が長く、かつ、稼働率が低い病院を倒産させ、淘汰するように仕向けてきました ―― これは「医療費の無駄を無くせ」という国庫の財政状況からは、一定の説得力があります。 まあ、無駄なお金を医療に注ぐ余裕は日に無いらしいので、当然の流れなのでしょうし、病気の発生率、病人の生存率/死亡率が、予想される範囲で推移する

    ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”
    Itisango
    Itisango 2020/04/04
    “重症者は頑張って私たちで救命するから、ご飯が息切れせずに食べられる人とか、歩いて外来に来られる人とか、検査の意味がない人は家で寝ていてくれ!”
  • ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”

    ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の音”:世界を「数字」で回してみよう(62) 番外編(2/10 ページ) シバタ医師からのメール 江端さん。ごぶさたしております。医師のシバタ ―― 「轢断のシバタ」です。 江端さんの疑問点であるマスク着用の非対称性についての質問に対する私の見解をお伝えしたいと思います。加えて、新型コロナウイルスに対する現在の医療現場のリアルと、医師たちの考え方も、知って頂きたいと考えております。 「理論が現実でそのまま動かないことを日々実体験している江端さん」であれば、冷静に読んで頂けるものと信じております。また、もし、江端さんが望まれるのであれば、メールの内容を開示して頂いても結構です。 ただし、開示されるならば、江端さんのようなエンジニア的思考を有する人に読んで頂きたいです。 具体的には、「記載された内容を、無条件に信じない」「理想論を語るだけで

    ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”
    Itisango
    Itisango 2020/04/04
    “手洗いには、感冒、インフルエンザの感染予防効果があります。これはきちんと証明されています。つまり、ウイルス感染には、手指から口に入る経路が重要ということです。”
  • 10nmで苦戦するIntel、問題はCo配線とRuバリアメタルか

    10nmで苦戦するIntel、問題はCo配線とRuバリアメタルか:湯之上隆のナノフォーカス(9)(1/5 ページ) Intelは2016年以降、今日に至るまで、10nmプロセスを立ち上げることができていない。一方で、配線ピッチは同等であるはずの、TSMCとSamsung Electronicsの7nmプロセスは計画通りに進んでいる。ではなぜ、Intelは10nmプロセスの立ち上げに苦戦しているのだろうか。 Intelは2016年以降、今日に至るまで、10nmプロセスを立ち上げることができていない。それが原因となって、メモリ不況を引き起していると考えている(関連記事:「Intel 10nmプロセスの遅れが引き起こしたメモリ不況」(2018年12月7日))。その概略は、以下の通りである。 Intelでは最先端の微細加工プロセスでPC用プロセッサを量産し、1世代遅れたプロセスでサーバ用プロセスを

    10nmで苦戦するIntel、問題はCo配線とRuバリアメタルか
  • 研究開発のダークサイド

    1510年ごろ、地動説のひな型となる論文「小論考(コメンタリオルス)」が生まれる。それを書いたのがコペルニクスだ。地動説の端緒となるコペルニクスの偉大さは疑いようもないことだが、その凄さを強調するあまりに現代では、いくつかの誤りが信じられている節がある。

    研究開発のダークサイド
  • 量子コンピュータ実現に向け大きな前進――超大規模量子もつれの作成に成功

    東京大学大学院工学系研究科の古澤明教授らは、光での量子もつれ生成を時間的に多重化する新手法を用いて、従来に比べ1000倍以上となる1万6000個以上の量子がもつれ合った超大規模量子もつれの生成に成功したと発表した。古澤氏は「量子コンピュータ実現に向け、大きな課題の1つだった『量子もつれの大規模化』に関しては、解決された」とする。 東京大学大学院工学系研究科の古澤明教授らは2013年11月18日、光での量子もつれ生成を時間的に多重化する新手法を用いて、従来に比べ1000倍以上となる1万6000個以上の量子がもつれ合った超大規模量子もつれの生成に成功したと発表した。量子コンピュータの実現に向け超大規模量子もつれが不可欠とされ、古澤氏は「今回の成果により、量子コンピュータ研究は新たな時代に突入した」という。 これまで最高14量子間だったところ、一気に1万6000量子間の量子もつれの生成を実現 実

    量子コンピュータ実現に向け大きな前進――超大規模量子もつれの作成に成功
  • トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細

    トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細:ビジネスニュース 企業動向(3/3 ページ) 不完全なウォッチドッグ機能 多くの組み込みシステムは、ウォッチドッグタイマーを利用して誤動作したプロセッサの動作を制御している。セーフティクリティカルシステムでは、これは必須の機能である。ただし、システムが複雑になると、ウォッチドッグサブシステムはデータをミラーリングしなければならない。 マルチタスクシステムでは、あらゆるアクティブタスクがウォッチドッグの監視下に置かれることが理想的である。トヨタETCSでは、ウォッチドッグはTimer.Tick割り込みサービスルーチン(ISR)以上の役割を果たしていなかった。Timer.Tickイベントが遅れて、ISRがウォッチドッグのリセットに失敗すると、リセットされるまでの最大1.5秒間CPUがオーバーロードになり、ETCSの異

    トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細
    Itisango
    Itisango 2013/11/15
    “多くの組み込みシステムは、ウォッチドッグタイマーを利用して誤動作したプロセッサの動作を制御している。セーフティクリティカルシステムでは、これは必須の機能である。”
  • トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細

    ハードウェア 今回の調査は主にECMのソフトウェアを中心として行われたが、ハードウェアに関連する要因も1つ上げられる。トヨタは、2005年モデルの「カムリ」のメインCPUにはRAMのエラー検出・修正機構(EDAC)を搭載していると主張しているが、実際には搭載されていない、あるいは、低コストのパリティのみに頼っている可能性があるという。 この他にも、スロットルに異常が生じる要因として、アクセルペダル位置センサーの内部にSn(スズ)ウィスカが発生するという問題がある。 ソフトウェア 今回の技術調査は、ECMソフトウェアに焦点を絞って行われた。 まず、ミラーリングが常時実行されていなかったことが明らかになった。ミラーリングでは通常、重要なデータが冗長変数に書き込まれる。スタックオーバーフローが発生する可能性を考えると、非常に重大な問題だといえる。 トヨタは、割り当てられたスタック領域のうち41%

    トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細
    Itisango
    Itisango 2013/11/15
    “カムリのETCSには、グローバル変数が1万1000もあることが判明した。Barr氏は、“スパゲティコード”と評している。”大規模なリファクタリングが必要だw
  • トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細

    トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細:ビジネスニュース 企業動向(1/3 ページ) 2007年に米国オクラホマ州で、トヨタ自動車の乗用車「カムリ」が急加速したことによる死亡事故が発生した。事故をめぐる訴訟において、原告側証人として事故原因の調査を行った組み込みソフトウェアの専門家は、裁判で「カムリのエンジン制御モジュール(ECM)のファームウェアに重大な欠陥が見つかった」と報告した。 2013年10月24日、トヨタ自動車の乗用車の急加速による死亡事故をめぐる米国オクラホマ州での訴訟において、陪審団は同社に対し賠償を命じる評決を下した。なお、訴訟は、10月25日に和解が成立している。 この事故は、2007年にオクラホマ州で、2005年モデルの「カムリ」が急加速し、運転者と同乗者の2名が死傷したというもの。運転者ら原告側は、運転者の意図しない急加速(UA

    トヨタの急加速事故は欠陥だらけのファームウェアが原因?――原告側調査の詳細
    Itisango
    Itisango 2013/11/15
    “2005年モデルの「カムリ」のメインCPUにはRAMのエラー検出・修正機構(EDAC)を搭載していると主張しているが、実際には搭載されていない、あるいは、低コストのパリティのみに頼っている可能性があるという。”
  • HDMI規格バージョン2.0が公開――コネクタ/ケーブルはそのまま

    HDMIフォーラムは、HDMI規格バージョン2.0の公開開始を発表した。従来のHDMI規格(バージョン1.4)に比べ、大幅に帯域を拡張し最大18Gビット/秒の転送速度を実現した。旧バージョンとの上位互換性も備える。 HDMIフォーラムは2013年9月4日、HDMI規格バージョン2.0の公開開始を発表した。従来のHDMI規格(バージョン1.4)に比べ、大幅に帯域を拡張し最大18Gビット/秒の転送速度を実現した。旧バージョンとの上位互換性も備える。 HDMI規格バージョン2.0は、最大転送速度が18Gビット/秒になり、60フレーム/秒の1080pよりも4倍高精細な50フレーム/秒、60フレーム/秒の4K(2160p)の伝送が可能になった。ダイナミック自動リップシンク機能や、32チャンネルオーディオ信号伝送、アスペクト比21:9のビデオ伝送などにも対応した。 HDMI規格バージョン2.0では、新

  • ダイヤよりも硬く、羽毛よりも軽く――炭素が開く新材料

    炭素は新材料の宝庫だ。フラーレンやグラフェン、カーボンナノチューブが新しいエレクトロニクスを支える素材として活躍している。だが、炭素の可能性はまだまだ尽きない。ダイヤモンドよりも硬い素材、羽毛よりも軽い素材……。2012年春以降に発見された新材料を紹介する。 炭素は「炭」素という名称のためか、地味な材料として捉えられてきた。黒鉛(グラファイト)が工業上は最も重要で、ダイヤモンドや無定形炭素も広く使われているものの、新材料という扱いは受けていなかった*1)。 *1) これらの物質が研究開発の対象となっていないという意味ではない。例えば、無定形炭素は微細な黒鉛の結晶が無秩序につながったものであり、特に品質を制御したカーボンブラックは導電性付与剤として電池の性能や品質を高めるために必要不可欠な材料である。 このような状況が変わったのは1980年代以降である。1985年のフラーレン(C60)の発見

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    Itisango 2012/09/01
  • タイの大洪水でSSDへの移行が加速か

    HDDに比べて、SSDはまだかなり高価である。だが、洪水の影響によりSSDへの移行が進む可能性が出てきた。とりわけ、ノートブックPCでは、その動きが加速するとみられている。 タイの大洪水は、PCメーカー各社に多大な影響を及ぼしている。既にHDDの世界的な供給不足が生じているが、そのためにSSDSolid State Drive)への移行が加速するのではないかとの見方もある。 マザーボードメーカーであるGigabyte Technologyのマーケティングマネージャは、EE Times誌の取材に応じ、「今回の大洪水による影響で、2011年第4四半期におけるHDDの出荷数量が25%減少するとの見方があるが、それは言いすぎだ。実際には、おそらく10~15%減になるだろう」と述べている。 また、Gigabyte Technologyの広報担当者は、「当社は今のところ、影響を受けていない。しかし、

    タイの大洪水でSSDへの移行が加速か
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    Itisango 2011/11/15
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