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ブックマーク / interdisciplinary.hateblo.jp (6)

  • 「相関が無い事の証明」は可能か - Interdisciplinary

    えっとですね。この種の(タイトルに書いたような)議論の時には、「証明」「相関」「無い」という言葉について意味内容を確認しておく事が肝要です。それが疎かになっては、話がいつまでも噛み合いません。 範囲 範囲を考える事も重要でしょう。空間的時間的な範囲のとり方によって、確認出来るか出来ないか違ってくる。私の部屋に○○という生き物がいるかどうか、というのと、広大な宇宙空間を対象にする物理学や天文学とでは、全然異なってくるでしょう。あるいは、医学のように、ある病気にどのような治療が効果的かを探る、といった場合には、その範囲は無限であると考える事も出来ます(将来その病気になる人、という所を概念的に考慮したりする)。 証明 私達が経験する現象について、数学のように厳密な意味で何かを「証明」する、と言う事が出来るかどうか。帰納的推論の難点もあります。上に書いたように、対象のとる範囲が無限の場合(有限の場

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    Itisango
    Itisango 2012/09/16
  • マスメディアが再び「ゲーム脳」――ゲーム脳説についての簡潔な説明と詳細への案内 - Interdisciplinary

    2012年に「ゲーム脳」 まさか今になって、マスメディアが発信する記事に「ゲーム脳」の語が踊るとは⇒万引き感覚で女児を誘拐する若者のゲーム脳 | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社 私は、「東スポだから」というような考えをしません。この記事によって初めてゲーム脳という言葉を知った、という読者が信用してしまう事を危惧します。たとえその可能性がそれほど大きく無くとも、ここでこの言葉について説明しておく事は有用だと思います。以下、簡潔に、「ゲーム脳」説についてまとめます。 注意としては、元々「ゲーム脳」という言葉が広まったのは、森昭雄氏の著作によってであると考えられますが、その語を使う人が必ずしも森氏の用法に従っているとは限らないという事です。しかし、この記事のように、大体似たような意味で用いられる場合が多いので、代表的である森氏のゲーム脳説について説明します。 「ゲーム脳」の説明 ゲーム脳と

    マスメディアが再び「ゲーム脳」――ゲーム脳説についての簡潔な説明と詳細への案内 - Interdisciplinary
    Itisango
    Itisango 2012/09/11
  • 良書だと思う、色々な分野の統計本の紹介 - Interdisciplinary

    メモがてら、これまで読んで解りやすかったり明瞭だと思った統計関連のをご紹介します。精読はしていないけれどこれは良さそうだ、と思ったのも入れます。適当に分類して、カテゴリーごとに。 私自身も勉強中なので、これいいよ、というのがあれば教えてもらえれば幸い。 ※の画像→説明文 という配置にしてあります ※上下巻ある場合には上巻のみリンクします 準備 少なくとも、中学生で習うくらいの数学は解っていないといかんともしがたいと思います。で、統計を勉強してみたい、でも数学は中学で挫折した、という私みたいな人間も多いだろうな、と。 方程式のはなし―式をたて解くテクニック 作者: 大村平出版社/メーカー: 日科技連出版社発売日: 1977/09メディア: 単行購入: 7人 クリック: 281回この商品を含むブログを見る関数のはなし〈上〉 作者: 大村平出版社/メーカー: 日科技連出版社発売日: 201

    良書だと思う、色々な分野の統計本の紹介 - Interdisciplinary
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    Itisango 2012/08/18
  • 電子書籍 『「科学的」に考えるために』を無料公開しました。 - Interdisciplinary

    「科学的」に考えるために - TAKESAN | ブクログのパブー 昨年(2011年)8月に執筆し、パブーにて有料公開していた電子書籍、『「科学的」に考えるために』を、このたび無料公開する事としました。 書は、科学とはどんな営みか、また、「科学的に考える」とはどういう事か、というのを、なるだけ易しく書きたい、と思い作ったものです。 内容は、ブログで上げた記事をまとめ、それに加筆修正したものです。科学で用いられる方法や歴史を紹介したり、自分の経験も交えて、科学との向き合い方などについても書きました。社会制度が絡んだ営みとしての科学や、よく話題に上る「効果」の話、また、統計的な部分(標調査)についても触れています。 元々は解りやすく、と考えて執筆したものですが、色々な話題を詰めて、それをコンパクトにまとめようとしたので、却って掴みにくくなったきらいもあるかも知れません。それは私の力量不足で

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    Itisango 2012/04/19
  • 「科学的に正しい」 - Interdisciplinary

    川端さんのtwitterを見ていてふと思った事。 主に説得や啓蒙普及の文脈において、「科学的に正しい」という言葉が使われる場合がしばしばありますが、これって考えようによってはものすごく無頓着で。 要するに、「科学的に正しい」という言い方は、「そもそも科学にある程度の信頼を置いている」人にこそ通用する表現なのであって、「科学に馴染みが無い」「これから科学の考え方や知識に格的に触れる」ような人々に対して使ったってしょうが無い、という事もあると思う訳です。単に馴染みが無いならまだしも、中には積極的に科学忌避を(直感的に)する人もいるでしょう。そういう人は、むしろ反発しているのだから、「科学的に正しいというのがなんぼのもんじゃい」みたいに感ずるでしょう。 たとえば、ビートたけし氏が司会をしていた、超常現象について支持陣営と否定陣営(何故か懐疑陣営はあまり見られない)とが議論を戦わせる番組を思い出

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  • 量子力学的ホメオパシー                      ? - Interdisciplinary

    『犬でもわかる現代物理』というがあります。物理学の研究者が飼い犬に現代物理、とりわけ量子力学をレクチャーする、というユニークな構成で、なかなか面白いです。尤も、私は書いてあることの半分も理解出来ませんでしたが。 それはともかく、この、10章が、いわゆる懐疑主義的内容、あるいは疑似科学批判的内容になっていて、大変面白いのです。章のタイトルは、「悪のリスにご用心 量子力学の乱用」。フリーエネルギーなどが批判されています。 そこでは、量子力学をめちゃくちゃに援用している代替医療も採り上げられており、量子ヒーリングなるものなどが批判されているのですが、興味深いことに、ホメオパシーもあります。 ホメオパシーは、昨今話題になっており、私達も特に関心を持っている言説なので、一つここで引用してみましょう。いかに現代科学を「装っている」か、その好例と言えましょう。様々の科学や医学の概念を持ち出して説明

    量子力学的ホメオパシー                      ? - Interdisciplinary
    Itisango
    Itisango 2010/08/16
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