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ブックマーク / somethingorange.net (11)

  • Something Orange -  レイプ・イン・ベルリン――『1945年・ベルリン解放の真実』

    1945年・ベルリン解放の真実―戦争・強姦・子ども 作者: ヘルケザンダー,バーバラヨール,Helke Sander,Barbara Johr,寺崎あき子,伊藤明子出版社/メーカー: パンドラ発売日: 1996/09メディア: 単行購入: 1人 クリック: 116回この商品を含むブログ (3件) を見る 性愛の温かい感情というもの、愛情にせよ、ちょっと惚れたというだけの感情にせよ、そういう感情は彼女の人生を豊かにするものでした。性的な親密さへの欲求ももっていました。それは、「幸せ」だったのです。 それなのに、いまでは、そんなことを思い出しただけでぞっとします。体をふれあいたいという欲求は、もはや永久に取り戻すことができなくなってしまったのです。 おもしろかった。異常な迫力に満ちた一冊である。 「1945年・ベルリン解放の真実 −戦争・強姦・子供−」というタイトルからもわかるように、著者は

    Something Orange -  レイプ・イン・ベルリン――『1945年・ベルリン解放の真実』
    Itisango
    Itisango 2012/09/09
  • 南京事件否認論の恐怖。 - Something Orange

    前回のメールマガジンで南京事件否認論について書いたところ、感想のメールをいただきました。南京事件の実在に対して否定的なご意見でした。私信であり、ちょっと公開して良いものかどうかわからないので、引用は控えますが、要点は「南京事件は一次資料が少ないから信用できない」ということだと思います。 ぼくは南京事件について議論するつもりはありませんが、以下、簡単にこれに反論してみたいと思います。というかまあね、南京事件を証明する一次資料は普通にあるよ、って話なんですが。 たとえば、ぼくの手元にある『南京事件資料集』。二冊組の分厚いなのですが、ここに収録されているのはほとんどが南京事件の一次資料です。「1 アメリカ関係資料編」、「2 中国関係資料編」と分かれていますが、いずれにしろ南京事件の実在を示していることに変わりはありません。 というか、この資料集を読んでいると「実在したか、しないか」などというレ

    南京事件否認論の恐怖。 - Something Orange
  • 月間6億PV! 史上最大の小説投稿サイト「小説家になろう」に注目しよう! - Something Orange

    どもです。風の噂に聞いたところによると、年末のコミケでサークル敷居亭の新刊『敷居亭の混沌』が発売されるそうなので、ちょこっと記事作成を手伝った者として告知&宣伝をしてみようと思います。 http://d.hatena.ne.jp/sikii_j/20111223/p1 いやあ、敷居さんがスカイプで書けない書けないと泣き言を言っていたときはもうダメかもしれんねと思いましたが、結果としてはいつものように無事印刷にこぎつけた模様。どうして毎回毎回ぎりぎりのスケジュールなのに締め切りに間に合うんだろう。何? 魔法? いやたぶん、何か怪しげな邪神あたりに貢物でも捧げているのだろうと思いますが、オカルトの深淵を覗くことはやめておくとして、題に入りましょう。 このでぼくは「「小説家になろう」座談会」という企画に参加させてもらっています。ついでに座談会注釈の大半もぼくが書いているのですが、経緯をご存知

    月間6億PV! 史上最大の小説投稿サイト「小説家になろう」に注目しよう! - Something Orange
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    Itisango 2011/12/27
  • 議論がハルマゲドン化するとき。 - Something Orange

    議論といい、論争という。ようするに言葉による「論」の応酬を指す語であるが、ネットでは議論も論争も不毛に終わることがしばしばだ。いや、ネット以外にも不毛な議論は腐るほどあるが、ネットでは特に多いのではないか。 その理由は判然としている。互いに面識のない人間同士が、言葉「だけ」で対話しなければならないからである。通常、人間が対話するとき、言葉以外の要素も使われる。 たとえば、あいてが何かしらいらいらした態度を示せば、ああこのひとは不満があるんだな、と思うし、満面の笑みを浮かべていれば、自分の意見に賛成なんだな、と思う。ごく単純化していえばそういうことだ。 しかし、ネットではそれらの「非言語コミュニケーション」の要素が一切カットされる。したがって、言葉をきわめて注意深く適切に使わなければならないのだが、ぼくも含めてネット利用者の大半は言葉のプロではない。だから、不毛な議論が発生することは自然だろ

    議論がハルマゲドン化するとき。 - Something Orange
  • なぜぼくは偉そうで性格が悪いのか? あるいは親切にかかるコストの問題。 - Something Orange

    先日の記事について儀狄さんとスカイプで話した内容が、なかなかおもしろかったので、人の許可を取って記事にする。ぼくが骨惜しみしない人間だったら、話した内容を的確にまとめてみせるのだが、面倒なので、該当箇所をコピー&ペーストしてしまおう。 なお、この会話は誤字などを直し、会話が前後した部分を修正してあるほかは、基的に話したときそのままである。話はぼくが「乱暴な言葉づかいの人間は差別する」といった、その話題から始まる。 儀狄:ただ、このての排除ってのは怖いですよ。 海燕:まあね。 儀狄:例えば、「東京都が職員採用試験に乗馬を導入し、乗馬が一定のレベルに達していない人はいくら他の成績が良くても落とす」ってやるのは、たぶん特定層の優遇だと思う。 海燕:うむ。 儀狄:同意しました? 其の理由は何ですか? 海燕:乗馬をする能力をもつ特定層を優遇していることには間違いないんじゃないですか。 儀狄:『乗

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    Itisango 2010/09/04
  • とにかくまずこれくらいは押さえておくべき少女漫画二〇作。 - Something Orange

    出来ればお暇なときにでも、お勧めしたい、または一度読んで見てもらいたい少女マンガ一覧を作っていただけるとありがたいなぁと思い、メッセージを送りました。 昔の漫画というものに対してアプローチをしようと思っても、時間的制約や金銭的制約の中でなかなか思いっきり手を出すことが難しいです。しかし、読むべき漫画というものは少なからずあるのではないかのように思いました。出来れば一度、多くのお勧めを出してほしいです。 少女漫画、少女漫画ね。ちょうど昨日、かんでさんと話をしていて、「少年漫画と少女漫画、もし片方だけをのこして二度を読めなくなるとしたら、それはまあ少女漫画を選ぶよね」という話をしたのですが、ええ、好きですね、少女漫画。 まあ、いまの作品だけを見ればあるいは少年漫画を読んでいた方がよほどおもしろいかもしれないけれど、少女漫画には過去の財産がありますからね。 およそ文学でも、芸術でも見ないような天

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    Itisango 2010/06/16
  • くたばれネット評論家。 - Something Orange

    藤子不二雄の名作『エスパー魔美』に、芸術と批評の関係を扱った「くたばれ評論家」という有名なエピソードがある。 主人公、魔美の父親は画家なのだが、あるとき、某評論家から手ひどい批判を受け、怒る。その姿を目にした魔美は超能力を使ってその評論家にいたずらするのだが、父は喜ぶかと思いきや、諄々と魔美を諭すのだった。 「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ。どんなにこきおろされても、さまたげることはできないんだ。それがいやなら、だれにもみせないことだ」 魔美が、でも、さっきは怒っていた癖に、というと、父はこう答える。 「剣鋭介に批評の権利があれば、ぼくにだっておこる権利がある!! あいつはけなした! ぼくはおこった! それでこの一件はおしまい!!」 芸術家の矜持を見事に描き出した名エピソードである。であるのだが、もしかしたら既に通用しなくなっている考え方かもしれない、とも

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    Itisango 2009/06/15
  • ノブレス・オブリージュの時代。 - Something Orange

    先日のラジオで『Landreaall』を取り上げた。 Landreaall (14) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) 作者: おがきちか出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2009/05/25メディア: コミック購入: 23人 クリック: 69回この商品を含むブログ (54件) を見る この作品は、数十年前に王を失い、いまは議会により運営されているアトルニア王国を舞台にしている。 主人公のDXはアトルニアの王族で、いつか王になるかもしれない青年である。しかし、DX人にその意思はなく、当にかれが王位に就く日が来るのかどうかは定かではない。 DXはひとりの若者としてアカデミーに通い、人脈を広げながら成長していく。そのあいだにアトルニアの国家としての問題点が明らかになり、いつの日か王となったDXが改革を成し遂げるのではないか、という期待を感じさせる。 で、おもしろいのは、その

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    Itisango 2009/06/10
  • なぜ漫画は完結しなければならないのか。 - Something Orange

    ていうか僕も最終巻読まなきゃ! うーむ、こういう出るペース早くて巻数の多い長編少女漫画や少年漫画は置き場所に困るのでなるべく買わず連載や漫喫で済ませて、単行を定期購読するのは出るペースの遅い青年向け漫画という方針なのだけれど……これは例外に数えちゃって今から全巻揃えようかなあ。既に我慢しきれず買っちゃったやつが歯抜けで何巻か転がっているし。 「『しゃにむにGO』はほんとに傑作です - 敷居の先住民」 うん、漫画は置く場所に困るよね。 そもそも書籍一般がやたらに場所をくうものだけれど、なかでも長編漫画は特に広い空間を必要とする。いうまでもない、巻数が多いからだ。 昨今、二○巻、三○巻の大長編はめずらしくもない。むしろ、ヒット作であれば、ひと桁で終わる作品の方が少ないくらい。 こういう状況では、敷居さんのように、「置き場所に困るのでなるべく買わず連載や漫喫で済ませ」るひとは増える一方だろう。

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    Itisango 2009/05/21
  • 韓国反日文学のトンデモない世界。 - Something Orange

    韓国・反日小説の書き方 作者: 野平俊水出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 1996/06/01メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る タイトルからわかる通り、韓国の反日小説、反日紀行文を笑い飛ばした一冊。韓国の反日文学がいかにトンデモないか、一々例を挙げて解説している。 たとえば、韓国史上空前絶後のベストセラーになったという『ムクゲノ花ガサキマシタ』は、ヤクザの勢力をバックに政界を支配する闇の政治家カネマルやその手下のハシモト、オザワなどによって韓国侵略が開始されるという話である。 ついに日は独島(竹島)の領有権を口実に韓国戦争を仕掛け、ハイテク戦闘機で韓国全土を襲撃、焦土化させる。 この国家的危機を打開するため、大統領は北の金日成と手を結び、日に対して侵略を開始しなければ核攻撃を加えると警告する。 日がこれを無視したため、ついに日

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    Itisango 2009/04/16
    面白そうだから物凄く暇だったら手を出してみたい。
  • チンパンジーの命は障害者の命より重いと唱えた学者がいる。 - Something Orange

    たまに自分の日記の過去ログを読んでみると、おもしろい。「何でこんなこと書いたんだろう」と首をひねる記事もある一方、興味深い記事も見つかる。そのひとつが「動物の権利怖いよ、動物の権利」。 「動物の権利(アニマル・ライツ)」を掲げるある団体のQ&Aを取り上げているのだが、これ、実はぼくの意図が全く伝わらずに終わってしまった記事なのだった。 ぼくとしては「動物の権利」そのものを攻撃するつもりはなく、ただこの団体の主張だけがおかしい、というつもりだったのだが、「動物の権利」を全否定する言辞として受け取られたようなのだ。 そして、「動物の権利」なんて妙なアイディアを振りまわす団体がいるぞ、というレベルで話は終わってしまった。しかし、実はもっとはるかに深く複雑な問題を抱える話なのである。 一方、古い記事なのでタイトルは付いていないが、「こげんた」という虐待の末、殺害された子について書いた記事もある。

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    Itisango 2009/04/02
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