これまで「ヒトの脳は無菌状態」と、信じられてきた。だが、最新の医学発表によると、脳内には人知れずバクテリア(細菌)が存在している可能性があるという。これまでの固定観念が根底から覆されるような新説だ。 ■脳内に腸内バクテリアが発見される アメリカの科学技術サイト「Live Science」(11月15日付)によれば、この驚異的な発見は偶然の産物だという。 米アラバマ大学バーミンガム校の研究チームが、統合失調症患者と健常者の脳の違いを分析するため、検体である脳のサンプル34個を電子顕微鏡でチェックしていたとき、すべての脳断面画像から細菌が見つかったのだ。しかも、それらは炎症や細菌性の病気による痕跡がまったくないことが判明した。 また、細菌は海馬や前頭前野皮質、黒質などが集まるエリアの血液脳関門近くにある星状膠細胞内部に集中して存在していたことがわかった。さらに、それらはファーミキューテスやプロ
![腸内細菌ならぬ「脳内細菌」が発見される! 研究者も唖然、ヒトの脳は無菌状態ではなかった!!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c87cba583cacd8d25a015b957d1b9b6740062a5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftocana.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F02%2Ffb-nounaisaikin.jpg)