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ブックマーク / www.scutum.jp (3)

  • SpringのRCE脆弱性(CVE-2022-22965)について

    はじめに Log4jやStruts2など、Java製ソフトウェアにおいてリモートからの任意のコード実行(RCE)の脆弱性が目立つ時代になってしまっていますが、これにさらにSpringも加わってきました。この記事では特にCVE-2022-22965に焦点を当て、技術的な視点からの解説を行ってみます。 なぜJavaアプリでRCEとなるのか? Javaの(特にウェブアプリケーションで)RCEとなるパターンはいくつか知られており、以前こちらの記事にまとめました。今回のCVE-2022-22965はこの記事の「3. クラスローダを操作できてしまうパターン」のパターンになります。 なぜクラスローダを操作できるのか? そもそも「クラスローダの操作」とは何を意味しているのでしょうか。この文脈では、Javaのプロセス内のクラスローダ系のクラスのインスタンスの、getterやsetterのメソッドを攻撃者が実

    SpringのRCE脆弱性(CVE-2022-22965)について
  • SSL/SPDYを攻撃するCRIMEはBEASTの正統な後継者だ

    はじめに 以前のエントリでSSLに対する新しい攻撃手法「BEAST」を紹介しましたが、今回はBEASTをさらに発展させた「CRIME」という攻撃について簡単に紹介したいと思います。一次情報源としてこちらのスライド(英語)が閲覧できますので、時間がある方はぜひ目を通してみてください。 CRIMEの意味 CRIMEは "Compression Ratio Info-Leak Made Easy" あるいは "Compression Ratio Info-Leak Mass Exploitation" の頭文字で、SSLやSPDY(あるいはHTTPボディ部のgzip圧縮)で使われる圧縮アルゴリズムに注目した攻撃手法です。あまり知られていませんがSSLには圧縮機能が存在しており、サーバ側・クライアント側双方が圧縮機能をONにしている場合に、データが圧縮されます。 BEASTとの関係 CRIMEはB

    SSL/SPDYを攻撃するCRIMEはBEASTの正統な後継者だ
  • SSL BEASTが利用する「選択平文攻撃」をJavaで実行する方法

    はじめに この秋にウェブアプリケーションセキュリティの分野で大きな注目を集めたBEAST(Browser Exploit Against SSL/TLS)の全貌が、ほぼ明らかになってきました。事前に話題になっていたほどの大きなインパクトを現状のインターネットに及ぼすものではなさそうですが、その中で使われている攻撃テクニックは今後、さらに応用されていく可能性を秘めています。HTTPSに対する攻撃という意味ではひとつの大きなターニングポイントであったと感じます。 私たちが開発しているSaaS型WAFサービス「Scutum(スキュータム)」はWAFであると同時にHTTPSサーバでもあるため、BEASTが及ぼす影響について非常に気になっており、このたび調査を行いました。エントリから数回に分けて、BEASTについての情報を中心にお届けします。まず今回は、BEASTの攻撃技術のベースとなっている「C

    SSL BEASTが利用する「選択平文攻撃」をJavaで実行する方法
    Itisango
    Itisango 2011/10/14
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