IoT以前から業務システムに搭載されたWindows 2000 2021年10月10日、変電所火災によって山手線や京浜東北線の運行がストップした。このときJR駅構内の運行案内サイネージがWindows 2000の起動画面になっていることがSNS等で話題になった。 Windows 2000は名前が示すとおり、西暦2000年代の新しいOSになることを意識したものだった。系譜としては、マイクロソフトが開発したWindows OS(1.0~3.x)より、サーバ用途やマルチユーザーを強化したWindows NTの流れを組むものだ。Windows NTは、IBMが開発に深く関与したOS/2の開発者らによるOS。WindowsがPCのOSとサーバOSに分化する流れを作ったOSでもある。 そのNTから、タスク管理やプロセス管理、ユーザー+デバイス等のアクセス制御機能に加え、サーバOSとしてネットワーク機能
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