そもそもFIDOとは? 「FIDO」という文字列を、目にしたことはあるでしょうか。読み方は「ファイド」で、「Fast IDentity Online」を略したものです。規格の策定や普及の推進は、FIDO Allianceという業界団体が行っています。 アライアンスの創立は2012年で、PayPal、Lenovoなど6社により行われました。2017年現在、ボードメンバーにはバンク・オブ・アメリカやBCカード、マスターカードなどの金融機関をはじめ、情報通信産業からはIntel、Google、さらにはMicrosoftといった錚々たる面々が並びます。もちろん、RSAやYubicoといった、セキュリティ関連企業もあります。 ボードメンバーとしては、日本からはNTTドコモが参加しています。メンバーとしては他にも多くの日本企業、なかでもセキュリティ関連のソリューションプロバイダ企業の参加が見られること