東北大は8日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載している小型探査ロボット1台に不具合が生じたと発表した。来年7月ごろに小惑星リュウグウに投下される予定だが、内部基板がうまく作動しない状態で、搭載カメラによる撮影や温度測定ができない可能性が高いという。 ロボットは直径15センチ、高さ15セン…
X線天文衛星ASTRO-H「ひとみ」については、異常事態発生後、理事長を長とする対策本部を設置し、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)をあげて不具合の全容解明を行うとともに、衛星状態の把握に努め、衛星の機能回復に向け全力を尽くしてまいりました。しかしながら、JAXAとして技術的に検討した結果、以下2つの結論に至りました。 (1) 物体の分離に至る推定メカニズムについてシミュレーションを含めた解析の結果がほぼ確定し、構造的に弱い部位である太陽電池パドルが両翼とも根元から分離した可能性が高いこと。 (2) 物体が分離した後も電波を受信できていたことを根拠とし、通信の復旧の可能性があると考えていたが、得られた電波の周波数が技術的に説明できないこと等から、受信した電波はASTRO-Hのものではなかったと判断されること。 また、複数の海外機関からも太陽電池パドルの両翼分離を示唆する情報を
先月から通信が途絶えている日本の天体観測衛星「ひとみ」で、電力を回復させるのに必要な太陽電池パネルに重大な問題が発生していることが分かり、JAXA=宇宙航空研究開発機構が「ひとみ」の運用を断念する方針を固めたことが分かりました。 関係者によりますと、その後のJAXAの解析で、「ひとみ」の太陽電池パネルに重大な問題が発生していることが分かりました。太陽電池パネルが機能しなければ「ひとみ」の電力は回復しないことから、「ひとみ」の運用を断念する方針を固めたということです。 これまでのJAXAの解析で、「ひとみ」では姿勢を制御するプログラムに問題があったとみられ、一連のトラブルの原因になっていると考えられていて、JAXAの開発体制に問題がなかったか厳しく問われることになります。
スレタイ:JAXA筑波宇宙センターのコンピューターがウイルス感染 イプシロンロケットの情報が漏洩したもよう 1: ボブキャット(三重県):2012/11/30(金) 12:39:08.49 ID:pYcubJ5z0 新型ロケット情報、ウイルス感染で漏えいか 宇宙航空研究開発機構は30日、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)のパソコン1台がウイルスに感染し、開発中の新型固体燃料ロケットなどの情報が外部に漏えいした可能性があると発表した。 宇宙機構によると、漏えいした可能性があるのは、新型イプシロンロケットの仕様や運用に関わる情報など。 パソコンのウイルス検索ソフトで21日にウイルス感染が見つかり、その後ウイルスが情報を収集していた跡や、外部と通信していたことが確認された。情報が漏えいしたかどうか調べている。 ほかのパソコンでウイルス感染は確認されていないという。(共同) [2012年11月30
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月13日、同機構の職員が利用する端末1台がコンピュータウイルスに感染し、情報が外部に漏えいしたと発表した。事実を確認したのは6日だとしている。 JAXAによれば、ウイルスに感染した端末は宇宙ステーションへの物資補給機(HTV)の関連業務に従事する職員が利用していたもの。この端末に保存されていたメールアドレス、物資補給機の仕様や運用に関連する情報と、この端末からアクセスしたシステムへのログイン情報が漏えいした。 2011年8月11日にこの端末で異常が検知され、直ちにネットワークから隔離して調査を行ったという。同月17日にウイルス感染が判明して駆除したが異常が継続。継続調査で、別の新種のウイルスが情報収集を行っていた痕跡と、7月6日~8月11日の間に何らかの情報を外部に対して送信していたことが1月6日に判明したという。 JAXAは、端末からアクセス可能な各シ
またひとつ宇宙の謎が紐解かれていきますね。 JAXAの発表によると、赤外線天文衛星「あかり」が波長1~4マイクロメートルで空の明るさを観測し、既知の天体では説明できない大きな明るさのむら(揺らぎ)があることを見いだしました。これはビッグバンから約3億年後に宇宙で最初に生まれた星(第一世代の星)の集団に起因するものと考えられ、これまでほとんど知られていなかった宇宙初期における星生成活動の解明に重要な貢献をなすものと考えられています。とのこと。 ビッグバンが起こってから銀河が観測されるようになるまでの数億年間、宇宙の観測は全く無く、「宇宙の暗黒時代」と呼ばれています。しかし今回の「あかり」の活躍によって、この暗黒時代に生まれたと考えられる宇宙最初の星の謎を明かす、重要なデータがとれたそうですよ! あかりはすでに観測運用を終了していて、今までにたくさんの成果を上げてくれました。おつかれさまです、
宇宙に長期滞在中の飛行士は、睡眠・覚醒などの生体リズムを刻む「体内時計」が地上よりも正常化する傾向があることが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究で分かった。宇宙では体内時計が狂ってしまうとの予想を覆す結果だ。長期滞在飛行士の生体リズムの分析は世界初で、将来の火星旅行に向けた基礎データになるという。 若田光一さん、野口聡一さんら日米欧の飛行士数人が、国際宇宙ステーション(ISS)での約半年間の滞在中に24時間の心電図を3回計測。地上での計測値と比較し、約1日周期の生体リズム(概日リズム)がどう変わるかを調べた。人間の体内時計は1日を24時間より少し長めに刻んでおり、太陽光を見ることなどで24時間に修正しているとされる。 計測の結果、飛行前の概日リズムは正常値より長めだったが、ISS滞在中は24時間に近づいて正常化する傾向がみられ、帰還後は再び飛行前の状態に戻ることが分かった。
あかつき 別エンジンで金星軌道へ 10月1日 0時1分 金星探査機「あかつき」は、メインエンジンの損傷が大きく、想定より小さな力しか出ないことが分かり、当初、予定していた科学観測を行う軌道に投入することは不可能になりました。宇宙航空研究開発機構は、別の小型エンジンを使って、再び金星への軌道投入を目指す考えですが、軌道投入に成功しても実施できる観測は限られる見通しです。 去年12月、金星への軌道投入に失敗した「あかつき」について、宇宙航空研究開発機構は、壊れたメインエンジンを使って4年後の2015年に「あかつき」を金星に接近させ、再び軌道投入を目指す計画でした。ところが、メインエンジンの噴射テストを2回行った結果、想定よりも9分の1の小さな力しか出ないことが分かりました。このため宇宙航空研究開発機構は、メインエンジンの使用を断念し、姿勢制御用の小型のエンジンを使って軌道投入を目指すことを決め
宇宙航空研究開発機構の太陽観測衛星「ひので」が、太陽の北極域で磁場が反転し始めた様子を観測することに成功した。 太陽の北極、南極の磁場は約11年周期で反転することが知られているが、今回は予想時期より2年も早いうえ、南極域では反転が見られないなど異例の様相を呈している。地球の環境変動につながる恐れもあるという。 ひのでは7月31日、マイナス磁場(S極)だった太陽の北極域で、プラス磁場(N極)が増えていることを発見した。数か月で反転が完了する。磁場の反転は太陽表面の爆発など活動が活発になる極大期の2年後に予想されていた。 磁場の反転と、太陽の黒点数増減の周期は、通常約11年で一致していたが、2009年初頭まで続いた黒点の周期は12・6年に延びた。活動周期が延びる時期は、地球が寒冷化することが知られている。研究チームの常田佐久(つねたさく)・国立天文台教授は「観測されたことのない事態だ。地球環境
印刷 渦と垂直方向にビームを出すブラックホールの想像図=米航空宇宙局提供 39億光年のかなたにある巨大ブラックホールが星を吸い込む瞬間を、国際宇宙ステーション(ISS)にある日本の実験棟「きぼう」と米国の衛星が世界で初めてとらえた。25日の英科学誌ネイチャーに論文が発表される。 宇宙航空研究開発機構によると、観測したのは3月28日。きぼうの観測装置「MAXI」と、米国の衛星スウィフトが、それまで暗かった場所から強いX線が突然出始めたのを、ほぼ同時に見つけた。 ブラックホールに星が吸い込まれると、風呂の栓を抜いたときのように渦ができ、渦と垂直方向には強いビームが出ると考えられている。X線の発生源が、ブラックホールがあるとされる銀河の中心だったことから、星が吸い込まれる瞬間をとらえたと判断した。ビームがたまたま地球のほうを向いていたため、うまく観測できたらしい。(小宮山亮磨)
2011年3月11日14時46分頃、東北地方の太平洋沖で国内観測史上最大となるマグニチュード9.0と推定される地震が起こりました。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2011年3月12日に引き続き3月14日10時11分頃(日本時間)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)*1により、現地の緊急観測を実施しました。14日の観測は、ほぼ全域に渡り雲のあまりない画像が撮れました。岩手県、宮城県の被災地域について詳細に確認しました。 図1: 今回観測した画像全体 (クリックで拡大画像へ) 観測日時: 2011年3月14日10時11分頃(日本時間) センサ: AVNIR-2(アブニール・ツー) ポインティング角: -23° 黄色枠: 図2~16の範囲 図1は今回観測した画像全体の様子を示したもので、アブニール・ツーのバンド3, 2, 1を合成し
“イカロス 全ての目標達成” 1月26日 19時41分 太陽の光を帆に受けて進む「宇宙ヨット」の実験に世界で初めて成功した「イカロス」の開発チームが26日、東京で記者会見を開き、地球からの制御技術の確認など、予定していた目標を全て達成したと発表しました。 「イカロス」は去年5月、太陽の光を帆に受けて進む「宇宙ヨット」の技術を実証しようと打ち上げられ、1辺が14メートルの正方形の帆を宇宙空間で広げる実験に世界で初めて成功しました。26日は宇宙航空研究開発機構の開発チームが東京で記者会見を開き、先月8日、「イカロス」に搭載したカメラが、金星からおよそ8万キロの場所で撮影した機体の写真を公開しました。手前に写る銀色の帆の向こう側に、三日月のような形をした金星の姿がとらえられています。「イカロス」は太陽光による加速のほか、地球から信号を送って軌道を制御する技術の確認などに成功していて、開発チームは
イカロスが昨年12月、金星のそばを通り過ぎる際に撮影した写真。右上で三日月状に見えるのが金星。手前に見える銀色のものは帆=宇宙機構提供 宇宙航空研究開発機構は26日、宇宙帆船「イカロス」が金星のそばを通り過ぎた昨年12月に撮影した写真を公開した。イカロスは、太陽光を帆に受けることによる加速や減速、軌道制御など、予定していたすべての任務に成功。天体の近くを通り過ぎる「フライバイ」も宇宙帆船としては世界初で、運用チームは「成果を世界に発信するために撮影した」と胸を張っている。 イカロスは昨年5月、探査機「あかつき」と同じロケットで打ち上げられ、金星へ向かう軌道に乗った。宇宙機構によると、帆にはった太陽電池で発電したり、帆に受ける光で加速したり、太陽に対する帆の角度を傾けることで軌道を変えられることなどを、昨年12月までの運用で確認。予定の任務を終えた。 イカロスはいま、金星を通り過ぎ、地
小型の人工衛星「鳳龍2号」の外観図=九州工業大提供 九州工業大学(北九州市)の学生たちが開発を進める小型人工衛星が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2011年度に打ち上げるH2Aロケットに相乗りし、世界で初めて宇宙空間で300ボルトの高電圧発電の実験に挑む。JAXAが6日発表した。 打ち上げられるのは「鳳龍(ほうりゅう)2号」。約30センチ四方の立方体で重さ約6.3キロ。H2Aの余剰スペースに乗って高度約700キロの宇宙に向かう。 同大によると、宇宙空間では最大160ボルトの発電しか実現しておらず、300ボルトの発電が成功すれば、宇宙基地の大型化や多機能化につながるという。衛星開発に携わる同大大学院生の利光智圭さん(22)は「プレッシャーも大きいが、大学の力を合わせて何としても成功させたい」と話している。 同大は06年度から人工衛星の開発に取り組む。1号機は今春にもインドのロケッ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ」が、科学観測を行った小惑星「イトカワ」の表面の地形名称について、国際天文学連合(IAU)に対して「宇宙開発・惑星科学に関係する地名」をテーマに、14のクレーターと地域について命名の申請を行っていましたが、平成21年2月19日(日本標準時)にIAUの承認がなされ、地名として公式に用いることができるようになりました。命名にあたっては、IAUの命名委員会と議論を重ね、提案したものは最終的にすべて承認されました。日本として小惑星の表面にこれだけの名前を提案して、それが認められたのは初めてのことです。また、日本の地名がこれだけたくさん小惑星の表面に付けられたことも初めてです。 なお、地形名称は観測データを基に「イトカワ」表面の地形に関する研究を行っている会津大学の協力を得て名付けました。 (参考:天体や天体の地名の命名について) 太陽系内の
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