政府は21日、今夏の電力不足対策で示していた最大使用電力の削減目標を、一律15%程度に緩和する方向で調整に入った。 これまでは、大企業など大口需要家は昨夏のピーク時より25%程度、町工場など小口需要家は20%程度、家庭は15〜20%程度節電するよう求めていた。東京電力が夏の電力供給力を最大5500万キロ・ワット程度まで上積みできる見通しとなったためだ。 東電は21日、政府に対し、15日発表段階の5200万キロ・ワットから300万キロ・ワット程度上積みした電力供給見通しを報告した。東日本大震災で運転休止中になっている火力発電所の復旧や、夜間に余剰電力で水をくみ上げて昼間に発電する揚水発電などで供給力が増えるメドがついたためだ。
海江田経済産業相は5日の閣議後の記者会見で、福島第一原発の事故で今夏、電力の供給不足による大規模停電が起きる恐れがあるため、「電気事業法27条による規制も必要だろう」と述べ、法律に基づき国が使用量を制限する方針を示した。 同法による電力使用制限令の発動は、石油危機時の1974年以来となる。 経済産業省は東京電力管内の大企業など大口契約者については、ピーク時の最大使用電力を前年より25〜30%削減する方向で産業界と調整に入った。だが、日本経団連は25%削減を目標とした自主的な節電行動計画作りを加盟企業に求めている。さらに、政府内にも数値をめぐって異論があり、調整は終わっていない。
国内最大の石油化学プラント構える三菱化学の鹿島事業所が5月20日から順次再開、フル稼働は6月下旬以降【震災関連速報】 - 11/04/08 | 17:11 三菱ケミカルホールディングスは8日、東日本大震災の直後から操業を停止している三菱化学の鹿島事業所(茨城県神栖市)について、5月20日ごろから順次、生産を再開できる見通しになったと発表した。同日までにボイラーを含む自家発電設備が一部復旧。エチレンなどの製造設備や港湾施設を含む入出荷設備の補修を急ピッチで進め、国内最大の石油化学プラントの復活を急ぐ。 鹿島事業所では、石油化学製品の基礎原料となるエチレンやプロピレンなどを製造するエチレンプラント2基を構える。このうちエチレン換算で年産45.3万トンの第2プラントが5月20日ごろの再開を目指して復旧作業を進めている。同37.5万トンの第1プラントは、今年度に計画していた法定定期修理が終わる6
JX日鉱日石エネの製油所操業再開は鹿島が今年夏、仙台は来年夏まで時間要す【震災関連速報】 - 11/04/04 | 10:51 JXホールディングス傘下のJX日鉱日石エネルギーは4月1日、東日本大震災で被災した仙台、鹿島製油所の復旧に関して、操業再開は鹿島が今年夏、より被害の大きな仙台製油所は来年夏まで時間を要することを明らかにした。大手元売り5社のトップが出席した共同記者会見の席上、同社の木村康社長が説明した。製油所の具体的な被害総額については、「現場をもっと精査しないとわからない」(木村社長)と述べた。 同社は、新日本石油とジャパンエナジーが昨年統合して発足した石油精製販売の国内最大手。今回の大地震よって、仙台製油所(仙台市宮城野区港)と鹿島製油所(茨城県神栖市東和田)、根岸製油所(横浜市磯子区鳳町=写真、撮影は震災前)が操業を停止。このうち、根岸は3月21日に操業を再開したが、設備
ドイツの首都ベルリンは、東西合併後、大変容を遂げた。かって「壁」で隔てられ、通行不能であっブランデンブルク門も、今では旧東側からも旧西側からも自由にアプローチできるようになっている。2010年末に訪れた私は大いに感激した。門の旧東側広場に立てられた巨大なクリスマスツリーが印象的だった。 私が西ドイツのデュッセルドルフに赴任(1978~1981年)していた頃は冷戦体制が全欧州を圧しており、東西の壁が崩壊することなど、想像もできなかった。私は「俺の目の黒いうちは統一なんて無理だろうな」と思っていた。事実は小説よりも奇なりだ。 柵の向こう側は一見ゴルフ場のようだが 当時、来独したお客様を案内する「とっておきのメニュー」の1つが、東ドイツとの国境の見学であった。日本には陸の国境がないから、誰もが興味を持ってくれた。 西ドイツの丘から国境を見ると、高い鉄条網の柵(高圧電流が流れているという)が果てし
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天然ガスに代わり、二酸化炭素と水素からメタノールを作る三井化学大阪工場の試験設備=大阪府高石市(写真:産経新聞) 【すごいぞ!ニッポンのキーテク】 温室効果ガスの代表的存在として厄介者扱いされている二酸化炭素(CO2)。省エネなどの努力もむなしく、新興国の経済発展もあって排出量は一向に減らず、削減だけでは追いつかないとの指摘も聞かれる。そんな中、にわかに注目され始めているのがCO2からエネルギーや素材を生み出す「資源化」の技術。なかでも工場の排ガスなどからメタノールを製造する三井化学の技術は、早期の実用化が期待される資源化技術の一つだ。 メタノールは樹脂をはじめ、医薬品や燃料電池、繊維などの原料として幅広く使われ、世界生産量は年間4000万トンに達する。その約9割は天然ガスを改質して得た一酸化炭素(CO)と水素から作られている。 これに対し、三井化学の技術は高温・高圧下でCO2と水素
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古典的かもしれないが、今世紀にグローバルなビッグビジネスになるのは何か、と考えたとき、 世界的に需要に対して供給が圧倒的に足りなくなるものであろうと思う。 つまり1に水、2に食料、3にエネルギーではないかとやはり思うわけである。 中でも、水には個人的に以前から興味があったので、仕事で忙しい中睡眠時間を削って、先々週末から水ビジネスに関する本を何冊か読んでみた。 中でも一番、分かりやすくてとっつきやすく、日本企業が水ビジネスに関わる上で重要な課題がカバーされてるのは次の本だった。 この本を読んでから、他の専門的な書籍を読むと、短時間で格段に理解力が上がる。 対談方式が苦手でなければ、この本はお勧め。 簡単に読んで勉強になったところをピックアップしてご紹介しようと思う。 1) バーチャルウォーターという考え方:日本は食糧自給率が低いからこそ国内の水を使わずに済んでいるらしい 水というと、つい飲
11日付の英紙サンデー・テレグラフは、米石油大手エクソンモービルが最大1000億ポンド(約13兆3000億円)で英BPの買収を検討していると報じた。BP株価はメキシコ湾原油流出事故で大幅に下落、企業イメージも低下しているため割安と判断したとみられる。 同紙は、石油業界筋の話として「実際に買収に動くかどうかは定かではない」としたが、「オバマ政権も買収に理解を示している」と報じた。買収が実現すれば時価総額4000億ドル(約35兆5000億円)を超える巨大石油会社が誕生するだけに注目されそうだ。 同紙は、エクソン以外にも、シェブロンとみられる米石油大手がBP買収に関心を示しているとした。 BPは買収に対する防衛のため、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ投資庁など複数の政府系ファンドに資本増強への協力を打診。英政府も、英国最大規模の上場企業であるBPの買収には抵抗するとみられる。(共同)
日本経済の成長力が弱くなった現在、次のリーディング・インダストリーを見つけるのは難しい。 一橋大学大学院商学研究科教授 橘川武郎=文 平良 徹=図版作成 日本経済の成長力が弱くなった現在、次のリーディング・インダストリーを見つけるのは難しい。一定の条件が整えば、化学産業には、その役割を担う可能性が大いにある、と筆者は説く。 機能性化学製品の世界シェアは自動車より高い 日本の近代化のプロセスでは、その時々のリーディング・インダストリー(主導産業)が、経済発展全体を牽引してきた。それは、明治初期の製糸業に始まり、綿紡績業、化学繊維産業、造船業、鉄鋼業、電気機械産業、自動車産業と受け継がれてきた。新興国の台頭が著しく、日本経済の成長力が鈍化した今日、次のリーディング・インダストリーを見つけ出すことは、簡単ではない。IT産業やコンテンツ産業に期待する向きもあるが、国際競争力や事業規模を考え合わせ
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inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 経済産業省の新たな規制をめぐって石油業界が揺れている。なかでも「大あわてでは」とささやかれているのが東燃ゼネラル石油とコスモ石油だ。 経産省が進めているのは製油所の廃止を促す新規制。4月に案が示され、まもなく細目が決まる見込みだ。規制に背けば、行政処分の対象ともなる。 表を見ていただきたい。独自取材による、新規制の影響度試算だ。件の東燃ゼネラルは、製油所の能力を日量約20万バレル削減する必要に迫られることがわかる。 東燃ゼネラルは「案は明確でない点もあり、対応を検討中」とするが、仮に、競争力が相対的に低い和歌山製油所を閉じたとしても、削減量はまだ足りない。追加的な削減を迫られることになる。 コスモも同様だ。コスモは昨
6月初旬、アメリカの経済状況をインターネットで調べていると、「やはり」と思う記事に出会った。 アメリカ製造業の衰退を伝える内容である。アメリカのモノづくりはすでに過去のものになったという悲観論で満ち溢れていた。製造業の代わりにサービス業が伸びており、今後もアメリカ製造業は下降しつづけるという趣旨である。 それを裏付けるために、記事中には3つの柱が用意されていた。1つは製造業の就業人口の減少である。「1980年の1900万人から1400万人までと減った」とある。統計の出典が記されていないが、減少傾向にあることは間違いない。 2点目は製造業を主事業とする企業数が約36万6000社から32万社に減った事実だ。3番目がGDPに占める製造業の割合で、こちらも22%から12%にまで落ち、製造業はもう復活しないといったトーンである。記事には書かれていないが、ここにGMやクライスラーの破たんの話を加えれば
すごい幸運に恵まれた。たまたまお知り合いになった方が、某有名石油製油所にお勤めで、ぜひ工場見学に来ませんかとお誘いいただいたのだ。 せ、せ、製油所といったら工場も工場、外からあの複雑なパイプ群を見物するだけでもブホーッと興奮するのに、その中に入れるとですか! 思わず博多弁になってしまったが、なかでも今回ご紹介するのは「石油タンク」の中。これを4ページ割いてお見せしたい。 繰り返すが、「石油タンク」の中、だ。 (乙幡 啓子)
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どうですか、この夢のような光景は。ちょうかっこいい。ほんとすごい。 すごすぎるので、さらに大きな画像を用意しました。ほんとは現地に行って見て欲しいんだけど、遠方の方もいらっしゃると思うので、そういう方向けに、臨場感あふるる、かなりの高解像度版です。遠方じゃない人はいますぐ蘇我へ行きなさい。 → 横9300ピクセル×縦2536ピクセル版 もっと!という筋金入りの工場好きのために、さらなるオリジナルサイズ高解像度版も用意しちゃおうじゃないか。持っていきな。著作権も全て放棄するから好きに使ってくれ。気にするな、俺たちは仲間だ。ただ、120Mぐらいあるのでクリックは慎重にな! → 横23737ピクセル×縦6472ピクセル > 右クリックでファイルを保存 < これは壁紙に使えると思います。パソコンのじゃなくて、リアル壁紙。300dpiでプリントしても、長さ190cmぐらいになりますので。 ■蘇我のシ
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