政府の知的財産戦略本部は6月18日、「知的財産推進計画2008」を正式決定した。この中で、「ネット検索サービスや通信過程におけるサーバー等での一時的なデータの蓄積が円滑に行えるよう法的措置」をとるとしている。 しかし、もう遅い。日本の検索エンジンは、ほとんど壊滅してしまったからだ。日本語のYahoo!やGoogleなどのサーバーも海外に置かれ、あなたが検索するたびに無意味な国際通信が行なわれる。検索関連サービスがすべて違法になる疑いがあるため、日本のウェブは大きく立ち遅れてしまった。厳重な著作権法が官製不況をもたらしているのだ。 私の知人は、サーバーに検索機能を付けようとしたら、会社から「コンプライアンス」の問題があると指摘された。社長に直訴しても法務部が認めないので、頭にきて会社を辞めて、自分で検索サービス会社を立ち上げた。このときも関係者が心配するので、専門の弁護士に依頼して「検索サー