伊豆急行(静岡県伊東市)は2日、1961年(昭和36年)の開業当時に運行していた伊豆急100系「クモハ103」の復活運行に向けた試運転を行った。 「クモハ103」は、車両の連結部の上に二つ並ぶライトが特徴。2002年に引退したが、復活を求める鉄道ファンが多く、12月10日に迎える開業50周年の記念事業として、保存していた1両を再整備した。 同社は11月5日から2月4日までの隔週土曜日に、JRの首都圏主要駅を発着し、伊豆高原―伊豆急下田間を往復するツアーを行う。伊豆急行の割谷英雄・専任課長(61)は「落ち込んでいる伊豆観光の起爆剤になれば」と話す。