DASH村で取り上げられたことがあるそうだがそんなことは知らん。白菜は霜の降りる季節になると葉っぱの上の部分を軽く結わえてから、わざと霜に当てるのである。であるというか、そうだったというか、いま思い出したというか。 紐で結わえるのは(縛るという地域もある)芯まで霜にやられるとさすがに適わないから。ではどうしてそうまでして霜に当たらせるかといえば、寒い→やばい→蓄えたでんぷんを糖分に変えてやれ→これなら凍るまいうっしっし的な白菜作用が働くからだ(人にとっては甘味が増す)と、ずいぶん昔にばあさんから聞いたことをいまになって思い出した。 ばあさんのいうことは120パーセント信じる俺であるが、さすがにこの話はあるまいと思っていた。ほかに、庭木は話しかけるとよく伸びるとか。すまない。 * 俺は幼稚園児のころ庭の手入れをするばあさんの後を、ひよこのようにひょこひょこと(何でもない/忘れてほしい/ほとと