(1)ルール不在 病院揺らぐ 「治療続行、患者に苦痛」 「呼吸器外し、犯罪行為」 人工呼吸器の取り外しなど、終末期を迎えた患者の生命を左右する措置は、どこまで許されるのか。医療機関に対する読売新聞の調査で、延命措置の中止や差し控えが広範に行われている実態が浮かび上がった。もの言わぬ患者は、どのような最期を望んでいるのか。措置について決断を迫られる家族、医師らの苦悩は深い。 長期入院の療養患者を診る院長。「一人一人の最期をいかに尊厳あるものとできるか、悩みは尽きない」と話す(北陸地方の病院で) 「お母さんの心臓ペースメーカーは、間もなく電池が切れます。どうされますか」 2004年暮れ、北陸地方の病院。母(当時95歳)の治療について、三男(62)は、院長から判断を求められた。 入院して2年余。持病の不整脈で、ペースメーカーを植えていた母は、脳梗塞(こうそく)による認知症も進み、長年同居してい
東京都に住む美容師A子さん(61)は一昨年、夫(当時58歳)を脳出血で亡くした。 夫は昼間、一人で自宅にいた際に倒れた。夕方に訪ねてきた息子夫婦が見つけ、救急車で病院へ。A子さんが勤め先の美容院から駆けつけた時には、のどが切開され、人工呼吸器の管や、何本ものチューブにつながれ、意識もなく、ベッドに横たわっていた。 夫の頭部を映したエックス線写真には、黒々とした出血が全体に広がり、「素人目にも、ひどい状態だとわかった」という。 「たとえ手術で出血を取り除いても、回復の見込みはなく、植物状態になります」。医師の言葉に黙ってうなずき、手術は行われないことになった。 病院の家族控室に泊まり込み、夫のベッドの脇に、3人の息子たちと交代で付き添った。いつ急変するかもしれないと思うと、眠れなかった。 血圧を上げる薬を使っても、血圧は40前後しかない。それでも、見舞いに来た親類や友人が腕をさすったり呼びか
人工呼吸器を装着した患者。機器類が容体の監視を続ける(東京都内の病院で。写真と本文は関係ありません) 回復の見込みがない末期患者への延命措置を巡り、残された家族の心に深い傷が残ることもある。 「母の延命治療を決めた兄を、今も許すことができません」 1998年、喜寿を過ぎた母を亡くした後、関東地方の50歳代の主婦は、兄との関係がこじれてしまった。 母親は心筋梗塞(こうそく)で倒れた後、入退院を繰り返し、近くに住んでいた自分と夫が15年間、看病してきた。他のきょうだいは離れた土地で暮らし、配偶者の親の面倒で手いっぱいだったからだ。 亡くなる1か月前、母親の容体が急変すると、約80キロ離れた近県から駆けつけた兄は、主治医に「これまでろくに看病できなかった。最期ぐらい母に恩返ししたい」と、延命措置を強く求めた。 主治医は「人工呼吸器をいったん取りつけたら、中止できない」と何度も説明した。主婦も延命
病院に開示請求した父のカルテのコピーを手にする女性。「延命措置を希望した」ことは記載されていなかった 「どうして父は、人生の最後の最後に、自分の望む医療を受けることができなかったのでしょうか」 今年5月に父を92歳で亡くした京都府の女性(63)は、今も納得がいかない。 父は3月に風邪をこじらせ、肺炎を起こした。救急車で大学病院に運ばれ、さらに別の病院に移った。すると、主治医から「万が一の際には、人工呼吸器は着けない」ことに、やんわり了解を求められた。 「治って元気に退院する」つもりだった本人や家族にとって、思いがけない話だった。返事は保留したが、「最初からボタンを掛け違えていたようだ」と、女性は振り返る。 大学教授だった父は、負けず嫌いで、病気にも正面から立ち向かった。 「人生最後の1分1秒まで闘う」。87歳で大腸がんが見つかった時、そう言って手術を受け、克服した。 転院の数日後、改めて主
WILLCOMは、W-SIM対応の腕時計型ワンセグ視聴端末「スーパーワンセグTV Watch」がアサヒビールのキャンペーンプレゼントに採用されたと8月15日に発表した。 スーパーワンセグTV Watchは、キャンペーンの賞品用に企画、開発された腕時計型のワンセグ視聴端末だ。本体の上面に時刻などを表示するディスプレイが配置され、上面が開くようになっている。上面の裏側がTV用ディスプレイになっており、ワンセグ放送の視聴ができる。 本体にはテンキーや十字キーを装備しており、本体のスロットにW-SIMを挿入することで、WILLCOMのPHS端末として通話やメールの利用もできるようになっている。 スーパーワンセグTV Watchは、アサヒビールの「うまい!を選ぼうキャンペーン 2006 うまい!旬感プレゼント!」のプレゼントとして、応募者から抽選で5000名に当たる。
Dots Pressの今日の最新ニュース ドッツ・プレスの目標は、常識が著しく欠落している世の中で、常識の代弁者となることです。私たちは、以下の原則に基づき、これを実現します。 すべての人の意見を聞き、すべての人と話し、あらゆる立場の人の意見を正しく反映させる(敵対すると思われる人も含む)。 私たちは正確で偏りのない報道を行い、すべてのヒーローを批判的に、しかし敬意をもって平等に扱います。私たちは、ジャーナリズムを政治的・社会的活動と混同しません。私たちは(人間である以上)自分の立場や視点を持っていますが、それが文章の作り方に影響を与えることはありません。利益相反に注意し、必要であれば直接指摘する。 私たちは、抽象的な現象(組織、改革、企業、トレンド)ではなく、人間について書きます。 私たちは、実用的な価値を提供します。 私たちは、すべての出来事、企業、人物に対して、同じように懐疑的な目で
米調査会社comScore Networksは8月20日、7月の米検索エンジン市場の調査結果を発表した。 7月に米国で実行された検索件数は63億件と、前月から2%減少した。これは通常見られる季節的な変動という。前年同月との比較では、30%の増加だった。 首位は引き続きGoogleだが、シェアは43.7%と前月の44.7%からわずかに後退。連続シェア増加記録は11カ月でストップした。同サイトで実行された検索件数は27億件だった。 2位はYahoo!でシェア28.8%、前月の28.5%からわずかに伸びた。3位はMSNでシェアは12.8%と変わらず。4位はTime-Warner Network(シェア5.9%)、5位はAsk Network(同5.4%)だった。 7月の検索エンジンシェア(%) 2005年7月 2006年6月 2006年7月 Google
医療の現場から外の世界を眺めてみて,脳神経外科医として感じることや日々考えていること等を書いています. 『ロシアの新興財閥がプーチンの首に懸賞金「生死は不問」 ロシアのオリガルヒ(新興財閥)の一人が、ウラジーミル・プーチン大統領の首に懸賞金をかけると表明した。ウクライナを侵攻した戦争犯罪で、プーチンを「生死を問わず」捕まえた軍当局者には、100万ドルを支払うとしている。 ソーシャルメディア上でこの懸賞金を提示したのは、起業家で元銀行家のアレックス・コナニキンだ。ロシアが隣国ウクライナに対する軍事侵攻を開始してから、まる1週間。西側諸国の政府や企業は、プーチンやロシアを支配するエリート層に対する、経済的な締めつけを強化する方法を模索してきた。ウクライナ侵攻に対する反発が高まり続けるなか、現在はアメリカを拠点とするコナニキンが提示した懸賞金は、プーチン個人を直接的な標的とするものだ。 コナニキ
「ITとインターネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています」 前号で詳述した将棋プロ棋士・羽生善治さんのこの言葉は「インターネットの本質」を実に鋭くえぐったものだ。この「高速道路の整備と大渋滞」は、インターネットの普及に伴い、ありとあらゆる世界で起きつつある現象なのである。 これでもかこれでもかと厖大な情報が日々インターネット上に追加され、グーグルをはじめとする恐ろしいほどに洗練された新しい道具が、片っ端からその情報を整理していく。いったん誰かによって言語化されてしまった内容は、インターネットを介して皆と共有される。よって後から来る世代は、ある分野を極めたいという意志さえ持てば、あたかも高速道路を疾走するかのように過去の叡知を吸収し、もの凄いスピードで「プロの一歩手前
数カ月前からお互いのスケジュールを調整して、十一月の東京出張中、久しぶりに将棋の羽生善治さんと食事をした。羽生さんは、ただ将棋が強いという人ではなく、物事の本質を常に考えていて、それを言葉にする能力に優れた人だ。だからいつも新しい発見があり、議論が深くなる。 羽生さんと私の専門・関心の接点に位置するテーマは、「IT(情報技術)やインターネットが将棋に及ぼす影響・変化」、「コンピュータの進化による社会構造や人間の役割の変化」であり、今回も議論はおのずからそのあたりに収《しゆう》斂《れん》していった。 「ITとインターネットの進化によって将棋の世界に起きた最大の変化は、将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということです。でも高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きています」 数時間のうちに受けたさまざまな刺激の中で、今も私の頭にこびりついて離れないのが羽生さんのこの言葉である。
私は二〇〇六年六月を、ビル・ゲイツを巡る三つの驚きとともに、長く記憶にとどめることになるだろう。第一の驚きは、自ら創業したマイクロソフト社の経営から二〇〇八年に引退すると彼が発表したことだ。第二の驚きは、まだ五十歳のゲイツが、これから先の長い人生を「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」(以下、ゲイツ財団)の運営に専念すると決心したことだ。そして第三の驚きは、ゲイツに次ぐ富豪番付世界第二位のウォーレン・バフェットが、自らの財産の大半である三百十億ドル(約三兆六千億円)を、ゲイツ財団に寄付すると発表したことである。 私はこれら一連のニュースから鳥肌が立つような感動を味わうとともに、虚をつかれたような思いがした。長年ビル・ゲイツについて考え続けていながら、彼が慈善財団の運営にここまで本気だとは思ってもみなかったからだ。 たしかに、二〇〇〇年に設立されたゲイツ財団の運用資産は、二百九十億ドルと
金平会長は、「異論はあるだろうけど、大毅はものすごい練習をした上で、歌ってる。それに何千人ものファンがついてる。興行上の工夫の問題。『バカにしてる』とかの批判はお門違い。そこまでの努力を買ってほしい」と擁護。 「ものすごい練習をした上で、歌ってる」て。歌手ですか。 痛いニュース(ノ∀`) : 作家の坂東眞砂子が18日の日経新聞で日常的に子猫を殺していると語る これニャー。書いとかなきゃニャー。と思ったので書く。 みちアキは猫大好きである。以前は自分でも飼っていた。2ヶ月くらいの子猫だったのをもらってきたのだ。雑種の雌だった。甘えん坊で、それはそれはもうたいへん可愛かった。猫を飼うのは初めてだったので、本など買ってきて、避妊手術をする必要があることを知り、そろそろかな、というころに、嫌がって暴れるのを近くの獣医へ連れて行った。数日入院。そして連れて帰ってきて、彼女の、毛の剃られたピンク色のお
カナダの心筋梗塞患者972人を約6年間追跡したところ、仕事上の心理的負担が大きいにもかかわらず裁量の度合いが小さいグループでは、再発率が2.38倍高かった。この研究は、米国医師会雑誌2007年10月10日号に報告された。 続きはYouTubeでご覧ください(6分47秒)。 スライドは下をクリックしてください。
メッセージの送り先: Facebookにご登録いただき、メッセージをお送り下さい 本ページへのリンクはご自由に。歓迎します。できるだけ、「表紙にリンク」をお願いします。 「ドローダウン」のご紹介 03.14.2021 お知らせ:このトップページの容量が、どうやら、JUSTシステムのソフトの容量を超したようで、 編集不能になりました。このページは、このまま維持しますが、今後、新規の記事は、Facebookの Private Groupである「環境学ガイド(yasuienv)」にやや短めの記事として書くことといたします。 ご了承いただければ幸いです。3月21日にFacebookにてお待ちします。 旅行記への目次ページを公開することにしました。旅行記、撮影した写真、などなどの目次 本ホームページは個人(1名のみ)によって運営されております。所属機関や研究プロジェクトとしての公式見解では有りません
いつでも武田氏の反論ばかりやっている訳ではない、ということを示すためでは勿論ないのですが、最近、極めて正々堂々と反温暖化論を展開している東工大の丸山氏の論理をご紹介。 著書を読むと驚かれると思いますが、なんとご本人は、「温室効果ガスの排出で温暖化は起きる」と主張しているのです。ただし、地球の揺らぎの大部分は宇宙線によって支配されているために、2035年までは、地球の揺らぎが勝って寒冷化し、その後、温暖化に向かうと主張しているのです。 そして、対策と言えば、なんと「人類のバブル崩壊」などということで、温暖化危機論者と同じ主張をしているのです。この部分、特に、新規な主張は無いので、この本を読むことはお奨めしませんが。
CO2排出源にタイガ転落危機 火災が頻発、吸収力低下 2006年08月20日 シベリアの大地に広がる世界最大の樹林地帯(タイガ)が近い将来、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出源になる恐れのあることが、北海道大低温科学研究所などの研究でわかった。シベリアで頻発する森林火災や大量伐採によって、排出量が吸収量を上回る可能性があるからだ。同大がロシア永久凍土研究所とともに、研究を続ける極東ロシア・サハ共和国の観測サイトを訪ねた。 ロシアの森林は世界の森林面積の約2割を占める。約6億ヘクタールに及ぶシベリア・タイガの炭素総吸収量は、約9億トンとみられている。火災によって放出される炭素量はいくつか推計値があるが、ドイツの研究者によると2000万ヘクタールで数年間で15億トンに上るとの数値もある。 樹木がなくなることで地表が暖められて永久凍土層が融解すると、温室効果がCO2の約20倍もある
アラスカの森林、温暖化で?害虫北上 針葉樹狙う 2006年08月07日 ボロボロに朽ち果てた針葉樹が、地面に突き刺さった無数の針のように立ち尽くしている。米国アラスカ南部のキナイ半島上空を飛ぶと、虫害で立ち枯れた森が見渡す限り広がっていた。地球温暖化の影響によるのか、害虫の生活サイクルが変わったことが一因とする見方も出ている。 キクイムシによる虫害で枯れた針葉樹=アラスカ州キナイ半島で、本社機「あすか」から 「膨大な量のまきがあるようなもの。落雷で簡単に火がつき、あっという間に燃え広がります」 本社機「あすか」から虫害の現場を見た財団法人リモート・センシング技術センター(東京)の上林徳久・主任研究員(森林科学)は話す。 キナイ半島は、アラスカの中でも虫害が深刻な地域。原因はキクイムシの一種だ。体長8〜9ミリの甲虫で、樹皮の下に潜り、食い荒らす。 キナイ郡の資料によると、これまでに東京都の約
【速報】コンビニ内で刃物を振り回したか 70代とみられる男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕 女性2人が大けが 広島・安佐南区 警察によりますと、19日午後1時過ぎ、広島市安佐南区の「ローソン広島長束二丁目店」に刃物を持った高齢…
「男性の部下の思考回路を理解するのに、だいぶ苦労しました」。人材派遣会社テンプスタッフ社長の篠原欣子さんは、18年ほど前に男性社員の採用を本格的に始めた頃を振り返って、こう話す。 1973年、篠原さんが38歳の時に立ち上げたテンプスタッフは、創業後15年ほどの間は、社員のほぼ全員が女性という“女の園”だった。だが88年、篠原さんはリクルートの男性営業マンを引き抜き、これを皮切りに翌年には10人の男性を採用、男性社員比率を高めていった。その少し前同社は社員数が100人ほどになり、売上高も100億円を超えたが、その後売り上げが伸び悩むようになった。篠原さんは、現状打破の糸口を男性社員に求めたのだ。 男性たちの働き方に最初、篠原さんは強い違和感を覚えたという。例えば新しいプロジェクトを始める時、何かを「やろう」と号令をかけると、女性社員はすぐに動き始め、「このようにやった結果、こうなりました」と
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