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  • 医学書院/医学界新聞【〔連載〕英国の医学教育から見えるもの(6)(錦織宏)】(第2697号 2006年9月4日)

    【連載】英国の医学教育から見えるもの オックスフォードからの便り [第6回] 英国のGPと医学教育 錦織 宏(英国オックスフォード大学グリーンカレッジ・名古屋大学総合診療部) (前回よりつづく) 英国の医療において,プライマリ・ケアを担う重要な役割を果たしているのが,General Practitioner(以下GP,家庭医の意)です。英国の全国民はいずれかのGP(もしくはその診療所)に登録することになっており,このGPを介さずに専門医にかかることはできません。GPの診療範囲は全科にまたがっており,基的に健康に関するどんな問題にも対応してくれます。そして必要に応じてGPの紹介のもと病院に行き,専門医を受診するという流れになります。 私は日で総合診療医として働いていたこともあって,GPの診療をぜひ一度経験してみたいと思い,オックスフォード滞在中に2か月弱ほど診療所研修をさせていただくこと

    医学書院/医学界新聞【〔連載〕英国の医学教育から見えるもの(6)(錦織宏)】(第2697号 2006年9月4日)
  • 医学書院/医学界新聞【〔投稿〕米国では治療中止の判断はいかに行われているか(伊藤大樹,関根龍一)】(第2693号 2006年7月31日)

    【投稿】 米国では治療中止の判断はいかに行われているか 米国専門医フェローからの報告 伊藤 大樹(シカゴ・ロヨラ大学医療センター心臓血管科フェロー) 関根 龍一(メモリアルスローンケタリング癌センター疼痛緩和フェロー) 北海道や富山県の病院での呼吸器取り外しの件をきっかけに日でも終末期医療,特に治療中止の判断に関して注目が集まり,国を巻き込んで取り組む気運が高まっている。今回われわれは米国医療における治療中止の決定プロセスおよびその背景について紹介したい。 患者の判断能力判定と事前指示 例外は存在するが,米国で治療を決定するのは医師ではなく患者人である。即ち医師による医学的意見をもとに患者が治療を選択する。たとえ患者が人工呼吸器管理下で意思表示できない状況であっても,一貫して遵守する努力が求められる。この努力過程は, 1)患者の判断能力を判定する。判断能力があれば患者自身がDecisi

    医学書院/医学界新聞【〔投稿〕米国では治療中止の判断はいかに行われているか(伊藤大樹,関根龍一)】(第2693号 2006年7月31日)
  • 医学書院/医学界新聞【〔連載〕感染症up‐to‐date(11)(砂川富正)】(第2693号 2006年7月31日)

    砂川富正(国立感染症研究所感染症情報センター) (前回よりつづく) はじめに やはり,この事例については触れなければならないだろう。この春,インドネシア・スマトラ島北部で発生した鳥インフルエンザのヒト集団感染事例がそれである。この事例は世界的に大きな関心を呼んだが,インドネシアでは,今年に入ってから鳥インフルエンザのヒト感染患者が頻繁に報告されていた。特にこの春は,一時期“2日に1人の患者が報告される”と表現するメディアもあったほどである(7月4日現在,2006年のインドネシアからのA/H5N1感染確定患者数は35人で世界最多――うち29人が死亡)。 インドネシアという巨大な国(有人島だけで5000を越す)の各地から散発的な鳥-ヒト感染患者が報告されていたことは,パンデミックにつながるヒト-ヒト感染がこの国のどこかで今にも起こるのではないか,との世界的な懸念を高めた。しかしながら,頻繁に鳥

    医学書院/医学界新聞【〔連載〕感染症up‐to‐date(11)(砂川富正)】(第2693号 2006年7月31日)
  • 医学書院/医学界新聞【〔連載〕臨床医学航海術(5)(田中和豊)】(第2686号 2006年6月12日)

    (前回よりつづく) 臨床医学は大きな海に例えることができる。その海を航海することは至難の業である。吹きすさぶ嵐,荒れ狂う波,轟く雷……その航路は決して穏やかではない。そしてさらに現在この大海原には大きな変革が起こっている。この連載では,現在この大海原に起こっている変革を解説し,それに対して医学生や研修医はどのような準備をすれば,より安全に臨床医学の大海を航海できるのかを示したい。 現代医療のパラダイム・シフトとして,最後にいまさらだが「医師中心から患者中心の時代へ」と「教育者中心から学習者中心の時代へ」の移行を取り上げたい。 医師中心から患者中心の時代へ 医師=Doctorとはラテン語で「教師」を意味していた。したがって,医師には知識があり権威があった。そのため当然,患者の検査・治療についての最終決定権も医師に存在した。この考え方は父親が子供に最良のものを与えるように意思決定するのになぞら

    医学書院/医学界新聞【〔連載〕臨床医学航海術(5)(田中和豊)】(第2686号 2006年6月12日)
    JJCO
    JJCO 2006/07/13
  • 医学書院/医学界新聞【〔連載〕臨床医学航海術(6)(田中和豊)】(第2690号 2006年7月10日)

    (前回よりつづく) 臨床医学は大きな海にたとえることができる。その海を航海することは至難の業である。吹きすさぶ嵐,荒れ狂う波,轟く雷……その航路は決して穏やかではない。そしてさらに現在この大海原には大きな変革が起こっている。この連載では,現在この大海原に起こっている変革を解説し,それに対して医学生や研修医はどのような準備をすれば,より安全に臨床医学の大海を航海できるのかを示したい。 前回までに現代医療には9つの大きなパラダイム・シフトが起こっていることを解説した。このような歴史上始まって以来の大きな変革を乗り切るためには,私たちはまず最初に私たち自身の意識を改革しなければならない。臨床医学の大海を航海するにあたって,筆者は医学生や研修医に4つの意識改革を行うことを勧める。その4つの意識改革とは,「プロ精神を持つ」,「フィールド・ワークを行う」,「真理の追究目的から患者の幸福目的へ」と「知識

    医学書院/医学界新聞【〔連載〕臨床医学航海術(6)(田中和豊)】(第2690号 2006年7月10日)
    JJCO
    JJCO 2006/07/13
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