東芝野球部コーチの新垣勇人さん、大谷と9歳離れた同期入団 エンゼルスの大谷翔平投手は今季、1918年のベーブ・ルース以来、実に104年ぶりとなる2桁本塁打&2桁勝利を記録するなど“投打二刀流”の進化形を見せている(MLBはABEMAで毎日生中継)。2013年に日本ハムへ入団。プロ10年目にして、この試みは完成に近づいていると言えるだろう。同期として日本ハムに入団した新垣勇人さん(現・東芝野球部コーチ)は9歳下の大谷に慕われ、様々な姿を目にしてきた。親しみを持って「クソガキ」と表現する、若き日の大谷の姿とは……。 もう10年前になる。2012年の秋、新垣さんは何とも複雑な感情を抱えていた。 「どんな選手なのかな? 会ってみたいな……とは、思っていましたよ。反面、絶対すごい投手だって分かっているわけです。高校生で160キロ投げたことは知っていましたし。最悪(NPBに)来なくてもいいのかな……と