三点見積りを使った見積り何の見積り手法も導入しない場合、スケジュールや金額見積りで使われるのはいつもの値である最可能値です。 「いつも3日で終わる作業だから」「いつも30万円程度の見積りだから」と言うように、過去の実績や経験に基づいて見積りを行います。 一方で、三点見積りでは楽観値・悲観値も加味して見積りを行います。 例えばいつも10日で終わる作業があるとして、楽観値が6日で、悲観値が20日である場合、以下のような計算を行い、見積りを作成します。 (20日+4×10日+6日)÷6=11日こうして三点見積りで計算した作業時間は最可能値の10日よりも1日多い11日です。 三点見積りで使う楽観値や悲観値は状況によって変わってきます。 例えば「今は優秀なプログラマーの手が空いているから作業が進みそう」「他のプロジェクトのヘルプをしないといけない可能性があるから、作業時間が確保できないかもしれない」