Microsoftの会長であるBill Gates氏が、世界の企業リーダーに「創造的資本主義」に沿った活動を求めている。しかし、それは本当に賢明なことなのだろうか? スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで、Gates氏は現地時間1月24日にスピーチを行った。その時に同氏が言ったことを考察してみよう。全体として何を言おうとしたのかやや不明瞭だが、創造的資本主義というのは、企業がお金を出して(あるいは採算のとれないプロジェクトを実施して)社会的に望ましいとされる行動をすることが軸になっているように思われる。Gates氏にとって創造的資本主義とは、「世界の不平等の緩和」につながる「市場ベースの社会変革」なのだ。 どこかで聞いた話だと思ったら、それもそのはず、これは「企業の社会的責任」や「ケアする資本主義」として40年以上も議論されている考え方を、人目を引く形にして言い換えたものだ。善意か
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内田先生の所で、教育再生会議一次報告案についてのエントリとコメントを読む。 内田先生は、再生会議の報告案の根底にあるのが〈グローバリズム〉の亡霊であろうと指摘しておられる。これに対してDr.Waterman氏がコメントしているのがなかなか面白かった。 Waterman氏は、内田先生の「教育には独自のルールあるべし」という論を批判し、「教育の場に学校の外の「世間のルール」を導入することは必ずしも悪くはない」とされる。その論拠となっているのは 大学の自治とか、世間と離反した教育の世界が存在意義を持っていた時代や状況があることは認めるが、教育の最大の意義は子ども達が社会性を獲得して生き抜く下地を与えることにあると思う。 という点である。現在はそういう時代でも状況でもない、だから「社会性を獲得して生き抜く下地を与える」ために「世間のルール」を導入することも「悪くはない」だろう、ということだ。 言い
リクルートの出している「RT」という冊子の取材が来て、「高校の先生に言いたいこと」を訊かれる。 中高の現場の先生には基本的に「がんばってね」というエールを送ることにしている。 現場の教師の士気を低下させることで、子どもたちの学力や道徳心が向上するということはありえないからである。 現場の教師のみなさんには、できるかぎり機嫌良くお仕事をしていただきたいと私は願っている。 人間は機嫌良く仕事をしているひとのそばにいると、自分も機嫌良く何かをしたくなるからである。 だから、学校の先生がすることは畢竟すればひとつだけでよい。 それは「心身がアクティヴであることは、気持ちがいい」ということを自分自身を素材にして子どもたちに伝えることである。 「気持ちよさ」は知識や技能を持っているので「まことに便利だ」という仕方で表現してもよいし、推論や想像で思考が暴走するのは「ぞくぞくする」という仕方で表現してもよ
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