9月の自民党総裁選を巡り、党内第3派閥の竹下派(55人)の参院側(21人)は、立候補を準備する石破茂元幹事長を支持する方向で調整に入った。複数の同派幹部が28日、明らかにした。衆院側では安倍晋三首相(党総裁)の連続3選支持が多数を占め、衆参で分裂した対応となる可能性が出てきた。派閥を率いる竹下亘会長(党総務会長)は派内協議を進め、8月9日までに最終判断する構えだ。 総裁選は「9月7日告示―同20日投開票」の見通しで、首相と石破氏の一騎打ちの様相だ。参院竹下派が支持に回れば、石破氏は国会議員票(405票)で40人超の票を固める。