「天安門事件の武力鎮圧に容認的―経済大国になった自国に対してそんな態度を取る中国人は少なくないのです」と語る安田峰俊氏1989年6月4日に中国・北京で発生した「天安門事件」。 政治改革を求めて天安門広場を占拠した数万人の学生を排除するため、人民解放軍が銃を乱射するなどして武力鎮圧を行なったもので、無関係な市民を含めた死者数は約1万人に上るとの説もある。このことは中国政府にとって今なお最大の“タブー”であり、公に語られることはまずない。 中国人の間では時に「八九六四」と暗号のような4ケタの数字で表現されるこの事件について、ルポライターの安田峰俊氏が当事者60人以上にインタビューを敢行した『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』(そのうち本書に登場するのは20人余り)。中国現代史に刻まれた大事件に、新たな光を当てた。 * * * ―なぜ今、29年前の事件を掘り起こそうと思ったんですか? 安田
![中国政府、最大のタブー「天安門事件」──改革を求めて立ち上がった中国人たちの“リアルすぎる”今! - 政治・国際 - ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f3619edb0de7b1a48f8dd919baa40a2171ef0865/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwpb.shueisha.co.jp%2Fnews%2Fpolitics%2F2018%2Fimages%2F2018%2F06%2F3ad9265e6ea3c6b2342dd2b768fcddfe_e45f33242b03ffb0bb9cb926ac8a402f.jpg)