日本と韓国の企業には共通点がある。それは、女性の出世や昇進が他国に比べて非常に難しいという点だ。13年に行われた米の企業構造分析機関・GMI Ratingsの調査によると、企業で女性が役員として従事している割合は、韓国1.9%、日本1.1%。調査の対象となった45カ国中、韓国は44位で、日本は最下位となった。逆にノルウェー(36.1%)、スウェーデン(27%)など北欧では高い数値が記録されている。 韓国では98年に金大中が大統領に就任した前後から、女性の社会進出をサポートするための法律が多数つくられてきた。女性たちの優先的登用を促進するための女性発展基本法や、女性経営者だけを支援する女性企業支援法などがその一例だ。ただし、現実は簡単には前進していないようだ。各種、女性を支援する法律の制定から10数年が経過したが、女性の活躍の場は極端に制限されていると結論せざるを得ない。 今回、そんな韓国の