短時間の昼寝(午睡)で集中力は高まるか-。茨城県守谷市立黒内(くろうち)小学校の6年2組の児童がそんな「研究」に取り組んだ。ふとした疑問をきっかけにネットで知識を深めるなど自発的に学び、7月と11月に算数のテストと午睡を組み合わせて検証し、「有効だった」とする結果をまとめた。子どもたちは「卒業後、全校に広まってほしい」と期待している。(青木孝行) 4月中旬の給食の時間、教室の電子黒板(大型画面)に午睡を勧める動画が流れた。「本当に効果があるの?」。興味を持った児童から声が上がった。担任の岡田秀樹教諭(38)は「寝るだけなら、ただの昼寝になってしまう。検証してみてはどうか。校長先生にプレゼンしてからね」とアドバイスした。 検証に積極的な児童を中心に、子どもたちはインターネットで午睡について情報を集めた。学んだ知識を基に検証方法も自分たちで考え、15分間の午睡の前後に、ほぼ同じ難易度の算数の計