Published 2024/05/15 17:43 (JST) Updated 2024/05/15 23:41 (JST) 埼玉県吉川市のJR武蔵野線吉川駅のホームで昨年6月、男性会社員=当時(46)=が列車とホームの間から線路に落ちて死亡した。車掌は、黄色い点字ブロックの線路側に男性がいるのに気付いていたが、列車からすぐに離れると思い込んで非常停止させなかった。共同通信が入手した内部資料で15日、分かった。 資料はJR東日本の「乗務員チームニュース」で、乗務員に不備などがあった場合に内部で注意喚起するための文書。 埼玉県警吉川署によると、昨年6月3日午後10時15分ごろ、上り普通列車が発車する際、ホームから転落した男性が列車と衝突。搬送先で死亡が確認された。 JR東の説明によると、車掌は発車直前、閉まるドアに駆け込もうとする男性を確認したが、ドアへの人の接触を感知する装置が反応せず閉