オーストラリア(豪州)で「メタンフェタミン・ルールズ」(覚醒剤は最高だ)と名付けられた男児の出生届が受理され物議を醸した。騒ぎを受けて、母親は別の名前に変更した。日本では独特の読み方をする「キラキラネーム」に基準を設けた改正戸籍法が2024年度にも施行されるが、わが子の名前の付け方はどこまで容認されるのか。(西田直晃) 豪公共放送ABCに勤める母親が今年9月、役所が非常識な命名を認めるのかを試すため、息子に「覚醒剤最高」と名付けた出生届を提出した。却下を想定していたようだが、地元の州当局は受理し、公式の出生証明書を発行した。経緯を母親が番組で公表すると、厳しい批判が殺到。今月、改名の手続きを取った。