フィリピンの首都マニラの女性クリニックで自分の子どもを抱く15歳のドナ ・バルデスさん(仮名、2020年12月2日撮影)。(c)Ted ALJIBE / AFP 【1月5日 AFP】フィリピンの首都マニラに住む少女ローズ・アルバレス(Rose Alvarez)さん(仮名)が初めてセックスしたのは13歳の時。相手は自分より2倍以上年上の男性だった。ほとんどの国でこの行為は法的に強姦(ごうかん)と見なされるが、フィリピンでは違う。 カトリック信者が多数を占めるフィリピンは、性的同意年齢が世界でも最も低い国の一つ。成人が合意の上で、合法的に性行為を行える相手は12歳以上だ。 同意年齢は1930年以来、刑法に組み込まれており、子どもの権利擁護活動家たちは数十年にわたり、これを引き上げようと陳情を続けてきた。しかし、妊娠中絶と離婚が違法とされるこの国の男性優位の文化の壁に阻まれてきたという。 ようや