米オハイオ州の施設内に設けられた死刑執行室(2009年12月4日撮影、資料写真)。(c)CAROLINE GROUSSAIN / AFP 【4月19日 AFP】米サウスカロライナ州のある死刑囚は、電気椅子と銃殺のどちらを希望するか、選択を迫られた。テキサス州では、30年前の殺人罪で長年独房に収監されてきた78歳の死刑囚と、14人の子の母親で、冤罪(えんざい)の可能性が高いと指摘されている死刑囚の刑執行が近く予定されている。米国では死刑は減少傾向にあるものの、今月中に刑の執行が相次ぐことから、その制度に再び注目が集まっている。 アフリカ系米国人のリチャード・ムーア(Richard Moore)死刑囚(57)は、1999年にコンビニ強盗に及び、店員1人を殺害。ここ10年以上死刑が執行されていなかったサウスカロライナ州で、今月29日に刑の執行を受ける。 米国での最近の死刑執行には薬物注射が用いら