弘前大学と東北電力は19日、津軽弁を人工知能(AI)で認識し、文書化することに成功したと発表した。 今後は、医療の現場などでも活用できるようにするため、両者は研究の契約を延長し、文書化した津軽弁を標準語に変換するための研究を重ねていく方針だ。 研究は昨年8月、同大付属病院や東北電のコールセンターで、患者や顧客の相談内容を記録する際、青森県外出身者が対応しても間違いなく記録できるようにするために始まった。 研究では、東北電のコールセンターの音声データを標準語で文書化した後、鰺ヶ沢町民に改めて津軽弁で話してもらったり、AIに言語を学ばせたりして、津軽弁特有の会話を正しく文書化できるかどうか検証した。その結果、何も学ばせなかったAIの認識率が75・9%だったのに対し、学習後は93・9%まで向上したという。 学習前は、「お世話『さ』なってます」は「お世話なってます」としか聞き取れなかったり、「引っ
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