ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100 第18号 逃げる暇などあるか! 残業激増からわずか数カ月で過労死に…過労死事件が警告する「高プロ」の危険性 2つの過労死事件について言及したい。 ●若くても長時間労働は命を奪う! 異動による残業激増から半年足らずで心筋梗塞に 1つめは、カラオケチェーン管理職の事案である。この男性(32歳)には、専業主婦の奥様と、子ども2人がいた。ところが、担当業務の追加という出来事があったわずか半年後に、心筋梗塞でお亡くなりになってしまった。 この男性は、2000年にカラオケチェーンに入社して、店員や店長などを経て、管理職に昇進した。直近では、管理職として各カラオケ店舗を見回りして、売上管理、社員育成、接客指導等を行ってきた。カラオケ店であるから、昼から深夜にかけて営業していることが多く、男性は、昼間から夜間にかけて、自ら自動車を運転して、各カラオケ店舗を巡