古株のMVNO(仮想移動体通信事業者)である日本通信が2017年2月1日、ソフトバンクと相互接続に合意した。3月22日からはソフトバンクのMVNOとして格安な通信サービスを提供する。当初は協議がまとまらず、合意に至るまでには、総務省に申し立てをするなどの紆余曲折があったようだ。そこまでして日本通信がソフトバンクのMVNOにこだわったのはなぜなのか。 日本通信がこじ開けたソフトバンクとの相互接続 2016年、コンシューマー向けのサービスをU-NEXTとの協業に移行し、自らは法人向けサービスや他のMVNOのネットワーク支援に専念することを表明した日本通信。MVNOの老舗でありながら、表舞台から一歩退くかにも見えたが、今年に入り新たな動きを開始した。 2017年2月1日、ソフトバンクと相互接続に合意し、ソフトバンクのMVNOになったと発表したのだ。同社の発表資料によれば、今回の合意を受け、3月2