博多発東京行き新幹線「のぞみ34号」の台車から亀裂が見つかり、運輸安全委員会が12日、新幹線のトラブルを初めて重大インシデントと認定した。専門家からは原因究明を求める声が上がっているが、高い安全性を誇る新幹線でも、カバー脱落やボルトの緩みなど過去にトラブルが起きている。 ■東京行き…博多-名古屋そのまま走行 平成27(2015)年8月には走行中の山陽新幹線の車両カバーが脱落した。運輸安全委は28年、ボルトがきちんと締め付けられていなかったとする調査報告書を公表した。 東海道新幹線静岡-掛川間では今年3月、脱線を防ぐためレールの内側に設置したガード(長さ約4・1メートル、重さ約120キロ)が外れ、通過した車両の台車下部にぶつかった跡が見つかった。新幹線が通過する振動で、ガードを固定していたボルトが緩んで浮き上がったことが原因だった。 人為的な原因で死傷者が出た例もある。27年6月、新横浜-小
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