「さなださえもんのすけゆきむらが〜」といった官位をつけて真田幸村を紹介する事が少なからずありますが、こうした「さえもんのすけ」という官位には、一体どのような意味があるのかご存知ですか? 今回は、幸村の官位である従五位下左衛門佐をはじめ、真田昌幸の安房守や真田信之の伊豆守など、真田家の官位について見ていきたいと思います。 真田幸村の官位「従五位下左衛門佐」の意味とは? 真田幸村は1594年に、従五位下左衛門佐(じゅごいのげ さえもんのすけ)という官位を与えられているのですが、この官位には一体どういったものだったのでしょうか。 ここでは、「従五位下」と「左衛門佐」の2つに分けて考えてみたいと思います。 まずは左の「従五位下」(じゅごいのげ)ですが、これは律令制における日本の位階の1つです。 上下の位は以下のようになっています。 ・正五位下 ・従五位上 ★従五位下←幸村の官位 ・正六位上 ・正六