こんにちは、空想科学研究所の柳田理科雄です。マンガやアニメ、特撮番組などを科学的な目線で考察しています。さて、今日の研究レポートは……。 4月9日は何の日かと問われれば、筆者にとっては「ウルトラマンがゼットンに敗れた日」である。1967年のその日、『ウルトラマン』の最終回が放送されたのだ。 その内容は、あまりに衝撃的だった。謎の宇宙人が連れてきた「宇宙恐竜ゼットン」に、ウルトラマンは完敗。スペシウム光線や八つ裂き光輪などの必殺技がまったく通用せず、逆にゼットンの光線でカラータイマーを破壊されて、ウルトラマンはあえなく死んでしまったのだ。KOされるまでの時間、たったの2分27秒! その後、ゼットンは科学特捜隊の岩本博士が開発した新型爆弾によって倒され、ウルトラマンはゾフィーに命をもらって復活し、故郷のM78星雲へと帰っていった。 とりあえずナットクの幕引きだったが、当時5歳の筆者にとっては「
「雷の多い年は豊作になる」という言い伝えは本当か-。この疑問の解明に島根県松江市の池田圭佑さん(18)が開星高校(同市)に在学中、カイワレ大根と放電装置を使って取り組み、「雷を受けると植物は成長する」との実験結果をまとめた。この研究成果は学会誌に掲載され、専門家からも評価を受けた。 放電で水中の窒素が1・5倍、成長促す 池田さんは、校内にある実験用の放電装置で落雷と同様の状態を作り、カイワレ大根の成長の様子を調べた。この結果、種子に50秒間放電してから育てると、放電しなかった種子に比べて成長が約2倍速かった。また、放電を5分間続けた水道水と、通常の水道水を使って栽培したカイワレ大根の成長の違いをみたところ、放電した水で育てた方が通常の水に比べて芽の伸びが約2倍になった。 使った水を分析すると、放電した水は通常の水に比べ、窒素量が約1・5倍だった。窒素は肥料の3要素の一つとされることから、「
世界の平均気温の変化は、小氷期が地球全体で明確に異なる時期ではなく、最近の地球温暖化に先立つ長い気温低下の終わりであったことを示している[1]。 小氷期(しょうひょうき、英:Little Ice Age, LIA)とは、ほぼ14世紀半ばから19世紀半ばにかけて続いた寒冷な期間のことである。小氷河時代、ミニ氷河期ともいう。この気候の寒冷化により、「中世の温暖期」として知られる温和な時代は終止符を打たれた。 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、小氷期を「期間中の気温低下が1℃未満に留まる、北半球における弱冷期」と記述している。なお、氷河学的にはこの間や現在なども含めて氷期の中でも比較的温暖な時期が続く、間氷期にあたる。 北半球[編集] 小氷期の間、世界の多くの場所で厳冬がもたらされたが最も詳細な記録が残っているのはヨーロッパと北アメリカである。17世紀半ば、スイス・アルプスの氷河は徐々
哺乳類は基本的に呼吸をするとき、肺内部の気流の方向が、吸うときと吐くときで入れ替わります。 しかし、鳥類は常に肺内部で気流が一方向に流れ続けています。 この事実は100年近く前に発見されていましたが、鳥の肺には弁やダイオードに相当するシステムはなく、どうやって実現しているか完全に説明できていませんでした。 3月19日に科学雑誌『PHYSICAL REVIEW LETTERS』で発表された新しい研究は、実験とシミュレーションを通じて流体をポンプで送るだけで、流れを制御するスマートな方法を発見したと報告しています。 鳥類の肺は、いかにして一方向の空気の流れを維持し続けているのでしょうか?
「オウムの科学を解明せよ」。無差別テロ、地下鉄サリン事件の捜査で、こう命じられた元科学捜査官が、事件から26年となる中、捜査の秘話を明かしました。サリンの生成に関わった元死刑囚との間で“化学式の対話”が行われ、捜査が進められていたことが分かりました。 取材に応じたのは、元・警視庁科学捜査官で、医学博士の服藤恵三さんです。 平成7年3月20日に起きた地下鉄サリン事件では、14人が死亡、およそ6300人が被害に遭いました。 当日の朝、服藤さんは、地下鉄にまかれた液体をサリンと鑑定しますが、その後、押収された実験ノートを分析したことで事件捜査に関わるようになりました。 ノートには、サリンを示すとみられる「サッチャン」という表記や、物質の沸点や融点、凝固点の測定値が記されていました。 数値は文献に記されたものとほぼ一致し、サリンを作っていることをうかがわせるものでした。 「オウムの科学を解明せよ」
1833年、南極で初めて木の化石が見つかりました。それ以来、いくつかの調査によって、南極の氷の下には「化石化した森」が広がっていると分かっています。 そして最近、オーストラリア・メルボルン大学地球科学部に所属するAnne-Marie P.Tosolini氏ら研究チームは、南極大陸の化石調査により、かつて生育していた植物の多様性を明らかにしました。 これにより当時の気温や天候、植物の種の移動を詳しく知ることができたのです。 研究の詳細は、2月付けの科学誌『Review of Palaeobotany and Palynology』に掲載されました。
ダイヤモンドは、木炭と同じ、炭素で出来ています。では、ダイヤモンドも燃焼させると、二酸化炭素が出てくるのでしょうか?電気を流すと高温になる電熱線の中に、ダイヤモンドを入れます。ガラスのビンに入れ、電線をつなぎます。次に酸素を用意します。ビンの中で燃焼させるために酸素を送り込む仕組になっています。電熱線に電気を流すと、温度が高くなります。酸素をふき付けると、ダイヤモンドが、かがやき始めました。ダイヤモンドは燃えているようです。では、二酸化炭素が出ているのでしょうか?出てくる気体を石灰水で調べてみると、白くにごりました。確かに、二酸化炭素が出ています。高い温度と酸素という条件がそろえば、ダイヤモンドも燃えて二酸化炭素になるのです。
羊ドクター @つばき つぅ(研究補助AI系少女)開発中 @Two_and_sheep 手術室のような無菌部屋でおならをした場合、その空間は汚染されるのか?という看護師の疑問から生じた研究。被験者に、服を着てor服を着ないで5cmの距離でシャーレに放屁をしてもらい、それを培養しました。その結果、服を着ずに行った放屁のみから細菌が検出されました。 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… 羊ドクター @つばき つぅ(研究補助AI系少女)開発中 @Two_and_sheep 以上より、衣服は放屁による細菌の移動をフィルタリングする可能性があります。 さらに、本研究で見られた細菌は腸と皮膚に見られるものでした。著者は、放屁による風圧が皮膚の細菌を吹き飛ばしてシャーレに付着させたのではないかと考察しています。
Shigeru Kondo @turingpattern アマチュアか、分野外の研究者の発見(気づき)が、大きなブレークスルーにつながった例って、ウェゲナーの大陸移動説以外に、なにかありましたっけ?(ミスタイプがあったので再投稿してます。) リンク Wikipedia 大陸移動説 大陸移動説(たいりくいどうせつ、英: continental drift theory, theory of continental drift)は、大陸は地球表面上を移動してその位置や形状を変えるという学説。大陸漂移説(たいりくひょういせつ)ともいう。 発想自体は古くからあり様々な人物が述べているが、一般にはドイツの気象学者アルフレート・ヴェーゲナーが1912年に提唱した説を指す。ヴェーゲナーの大陸移動説は発表後長く受容されなかったが、現在はプレートテクトニクス理論の帰結のひとつとして実証され受け入れら 9 u
ジョン・フォン・ノイマン(英: John von Neumann、 1903年12月28日 - 1957年2月8日)は、ハンガリー出身のアメリカ合衆国の数学者。ハンガリー語名は Neumann János Lajos(発音 [ˈnɒjmɒn ˈjaːnoʃ ˈlɒjoʃ])。ドイツ語名は Johann Ludwig von Neumann[1](ヨハン・ルードヴィヒ・フォン・ノイマン)。 わずか53年あまりの人生で、数学・物理学・工学・計算機科学・経済学・ゲーム理論・気象学・心理学・政治学の極めて幅広い分野に関する150編の先駆的な論文を発表し、影響を与えた。20世紀科学史における最重要人物の一人とされ、特に原子爆弾やコンピュータの開発への関与でも知られる[2]。 1903年にブダペストにて3人兄弟の長男として生まれた[3]。名はヤーノシュ。愛称はヤーンチ。裕福な家庭で父は銀行の弁護士ノイ
高エネルギー加速器研究機構などは9日、新しいタイプの素粒子ニュートリノを探す実験を大強度陽子加速器施設「J-PARC」(茨城県東海村)で開始したと発表した。宇宙を満たす正体不明の「暗黒物質」の候補とされる未知の素粒子で、発見できればノーベル賞級の成果という。3年後をめどに存在の兆候を見つけることを目指す。 ニュートリノは物質を構成する最小単位である素粒子の一種で3種類が見つかっているが、「ステライル型」と呼ばれる第4の種類が存在するとの仮説がある。存在を確認できれば、素粒子物理学の基本法則である標準理論の枠組みを超える大発見になる。 ニュートリノは宇宙や身の回りを高速で飛び交っており、飛行中に別の種類に変身する性質がある。この現象は、従来のニュートリノは数百キロ飛行しないと起きないが、新型は質量が大きいため、数十メートルの短距離で起きるとされる。 加速した陽子を水銀に衝突させて大量のニュー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く