仏領ポリネシアのエイアオ(Eiao)島(2010年10月9日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/MICHEL CHARLEUX 【1月27日 AFP】仏領ポリネシアで、国家として承認されていない「共和国」の「王」を自称する男が23日、タヒチの裁判所から通貨偽造の罪で有罪判決を言い渡された。 アタナーズ・テリ(Athanase Teiri)被告(59)は定年退職した公務員で、自ら「パクモチュ(Pakumotu)共和国」の「タンギュイニ1世(Tanguini I)」と名乗っているという。 テリ被告は、ポリネシア内での通貨発行とその使用を規定しているフランスの法律に抵触したとみなされ有罪となった。この騒動では「パクモチュ国民」らが店で買い物した際に、被告の娘の1人が印刷したパクモチュ国の貨幣「パチュ」だと主張する紙切れを使って支払いを済ませようとしたことから裁判へと発展した。 しかし同