【愛媛新聞】<地軸> ■肉と野菜がバランス良くとれ、香辛料で体が温まるカレーは、年始の疲れた胃や受験生の心に活力を与えてくれそう 朝から、まさかのカツカレー。受験シーズンになると、昔の衝撃を思い出す。もちろん「勝つ」―合格を祈る親心。胃袋もまだ若く、ぺろりと平らげ会場に向かった▲ あすは「カレーライスの日」。ちょうど30年前の1982年、全国学校栄養士協議会の決定で、全国の小中学校が一斉にカレー給食を出した。76年に正式導入された米飯給食の普及にも大いに貢献し、不動の国民食の地歩を固めた▲ 個人的な思い出と「おせちに飽きたら…」のCMの影響か、カレーの日は何となく1月にふさわしい。肉と野菜がバランス良くとれ、香辛料で体が温まるカレーは、年始の疲れた胃や受験生の心に活力を与えてくれそう▲……… ちなみにカツカレーの生みの親は、西条市出身の元巨人内野手千葉茂さん。48年、銀座の洋食店