参院民主党は1日、参院本会議の採決で隣席の議員の投票ボタンを押したとして、自民党の若林正俊元農水相の懲罰を求める動議を江田五月議長に提出した。 若林氏は、3月31日の参院本会議でNHK予算案の採決の際、隣席の青木幹雄前参院議員会長の「賛成」ボタンを押した。青木氏は途中退席していて、席にはいなかった。 この事実を確認した民主党は「前代未聞の不正行為を働いた。国会の議決を不正行為によってゆがめた恐ろしい事案だ」として、動議提出に踏み切った。 若林氏の行為に対しては自民党内からも「立法府として許されない」などの厳しい声があがっており、進退問題に発展する可能性がある。