中国とスペインを一緒にすると読者の皆さんから袋叩きにされるかも知れませんが批判を受ける事覚悟で書きます。 ある面、中国経済とスペイン経済は共通する点があります。 どこが似ているか?というと: 「箱モノは作れば作るほど限界的なリターンは漸減する」 という当たり前の経済原則を頭から無視している点です。 そして箱モノが次々に完成することを「経済成長」だと勘違いする風潮がはびこっている点です。 僕は別にマンションや工場を建設することが悪いことだと主張しているのではありません。ただそうやって作られたマンションや工場は投資リターンを生まなければいけないと指摘したいだけです。 リーマン・ショックが世界の金融市場を揺るがした時、中国政府は財投重視の財政出動をかけて腕力で成長を維持しました。 大部分のマーケット・ウォッチャーは「これが中国の実力だっ!」とその政策を称賛しました。 でも僕には少しわだかまるもの
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