道南各地自慢の「とっておきのグルメ」を、中継でお伝えする「ぐるっと道南 自慢のグルメウィーク」。 15日に訪ねたのは地元で水揚げされた魚介類を加工する江差町の水産加工会社。この道30年、加工 の責任者・若山久美子さんに、かつて江差の漁師さんがよく食べていたというホッケの焼きかまぼこを 紹介していただきました。 ホッケの焼きかまぼこは昔、ホッケが取れてもたいした値がつかなかった頃に、漁師のお母さん方が漁に出る夫に持たせたりする食べ物だったそうです。いわば懐かしの味ですが、だんだん作る人も少なくなり、若山さんもかつて自分が食べさせてもらった味を思い出しながら何度も試作品を作り、6年かけて製品化したんです。 若山さんの焼きかまぼこづくり、最初のポイントは3枚におろして皮と骨をとったホッケを一晩水にさらすこと。これで魚臭さがなくなるんです。それに塩や砂糖、みりんなどを加え、すり身にして焼いていくん