来春に予定される知事選(09年4月任期満了)の候補者選定を進める自民党県連は、三種町出身で読売新聞東京本社特別編集委員、橋本五郎氏(61)に立候補を打診。橋本氏は26日、「さまざまな事情で極めて難しい」とのコメントを出した。 橋本氏は慶応大法学部を卒業後、70年に読売新聞に入社し、政治部長や編集局次長を歴任している。 同党県連関係者によると、9月から複数回にわたり橋本氏に立候補の意向を確認。鈴木洋一幹事長は「秋田への思いが強く、穏やかな人柄だ」と評した。 これに対し橋本氏は「秋田をよくしたいと思う気持ちは強いが、さまざまな事情で極めて難しい状況にある」との談話を出した。 自民党県連はこれまで県出身の複数の中央官僚らに出馬を要請したが、難色を示された経緯がある。 一方秋田市の佐竹敬久市長は同日の会見で、知事選出馬の打診について「ないわけではない」と発言したうえで、当面は市長会長と市長としての